次の資料から、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅ができた経緯や当時の様子を確認することができます。
■『栃木県史 通史編7』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982)
・p.575-582「第四章 明治期の金融制度と交通・通信 第五節 鉄道の新設 一 東北線の建設」
日本鉄道会社の誕生から大宮・宇都宮間の開業までの記述があります。
・p.803-804「第五章 大正・昭和前期の産業 第五節 交通 四 東野鉄道と東武鉄道の開通 東武宇都宮線」
東武鉄道の敷設免許の申請から開通までの記述があります。宇都宮駅について、刑務所跡地に建設されたとあり、駅周辺の変容については当時の下野新聞の記事が引用されています。
■『栃木縣史 第2巻(交通編)』(田代善吉/著 臨川書店 1972)
・p.251-269「第二編 鐵路 第二章 宇都宮驛」
開業当時の駅舎の様子が記述されています。
・p.317-320「第二編 鐵路 第九章 東武鐵道」
東武鉄道株式会社の設立から、宇都宮市停車場の開業までの記述があります。
■『宇都宮市史 第7巻 近・現代編1』(宇都宮市史編さん委員会/編 宇都宮市 1980)
「第六章 交通・通信の整備」に次の項があります。
・p.584-610「第四節 東北本線開通の経緯と宇都宮」
日本鉄道会株式会社による鉄道敷設について、経緯が記述されています。
・p.644-651「第六節 宇都宮近郊諸社線 東武鉄道宇都宮線」
東武鉄道宇都宮線の開通について記述があります。
・p.653-676「第七節 鉄道駅の設置と市街地の変化 院線宇都宮駅」
宇都宮駅の沿革について、『宇都宮地誌』(宇都宮市教育会 昭和八年)と下野新聞から引用があります。
・p.681-683「第七節 鉄道駅の設置と市街地の変化 東武宇都宮駅」
東武宇都宮駅の開設について記述があります。
■『栃木県鉄道史話』(大町雅美/著 落合書店 1981)
・p.19-62「第二章 東北への動脈 日本鉄道(東北本線)」
日本鉄道株式会社の設立から、栃木県における鉄道敷設運動、鉄道開通時の状況、鉄道設置反対の動き等が記述されています。
・p.323-329「第六章 大谷石が結ぶ市内軌道 宇都宮市周辺の軌道 (3)東武鉄道(宇都宮線)」
地方鉄道敷設免許の申請から、宇都宮駅が確定、開通するまでの記述があります。
■『郷愁の野州鉄道 栃木県鉄道秘話』(大町雅美/著 随想舎 2004)
・p.37-66「II 北へ進む日本鉄道」
日本鉄道会社の設立から、鉄道に関する県内の報道や反応について記述があります。また、宇都宮駅について「駅の開発をめぐって 宇都宮駅開発の苦渋」の項があり、宇都宮駅の開設場所について記述があります。(p.62-63)
・p.238「VIII 東武鉄道の進出 東武鉄道と栃木県」
・p.245-253「VIII 東武鉄道の進出 東武宇都宮線の開通」
東武鉄道が栃木県に進出した状況と意義、宇都宮線の路線敷設決定までと、宇都宮駅の設置場所について当時の状況が記述されています。
■『東武鉄道百年史』(東武鉄道社史編纂室/編 東武鉄道 1998)
p.396-398「第1部 経営基盤構築の時代 第4章 電鉄経営時代の到来と日光・鬼怒川の開発 第5節 花川戸線の開通と路線拡大 (3)宇都宮線建設と宇都宮石材軌道の合併 宇都宮線の建設」
宇都宮線建設の経緯が記述されています。
■『宇都宮駅100年史 宇都宮駅開業100周年記念』(宇都宮駅100年史編集委員会/編 日本国有鉄道宇都宮駅 1985)
「宇都宮駅100年の歩み」に次の項があります。
・p.28-44「第1章 宇都宮駅が誕生するまで」
・p.45-55「第2章 宇都宮駅の誕生」
■『栃木県内の鉄道に関する資料』(栃木県企画部交通対策課/編、発行 1986)
設置に関する詳細な記述はありませんが、栃木県内各駅の営業開始年月日と県内鉄道史略年譜が確認できます。
p.34-42「7 県内鉄道史の略年譜」
年譜は「資料の出所:「鉄道百年略史」(昭47鉄道図書刊行会発行)より抜粋」とあります。