レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/03/09
- 登録日時
- 2005/05/27 02:11
- 更新日時
- 2009/05/31 15:29
- 管理番号
- 埼久-2004-096
- 質問
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解決
紅茶キノコの①成分、②効能について知りたい。
- 回答
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①については、資料によって説が分かれている。②については、科学的な根拠を示す資料は確認できなかった。
- 回答プロセス
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①成分
『紅茶キノコ健康法』には、「酢酸菌または乳酸菌の一種ではないか」、さらに「キノコを増殖する一種の産膜酵母である」とある。
『朝日新聞 1975.6.1』には、「酢酸菌とカビの仲間である二、三の酵母がいっしょに生息しているもの」とある。
『毎日新聞 1975.6.10』には、「学者間では、酢酸菌、乳酸菌と二、三の酵母がいっしょになったものという説が有力」とある。
『健康法一覧の本』には、「成分はほとんど酢酸である。それにグレコン酸、ビタミンC、乳酸なども多少含まれている」と記述あり。
②効能
『朝日新聞 1975.6.1』『毎日新聞 1975.6.10』には、医学的な効力については、否定的な記事が載っている。
『健康法一覧の本』には、効果と「プラシーボ効果」(暗示療法)について記述されている。
「ただしい治療あやしい治療」(移動図書館車資料)は、効力について取り上げ、民間療法を批判的に記述している。
『壮快 28巻8・9号』には、培養法と効果についての記述がある。
『大宅壮一文庫雑誌記事索引 件名編6』の「紅茶キノコ」の項目に45件掲載がある。そのうち、『AERA』『科学朝日』には批判的記事が載っている。『クロワッサン』『創』は、紅茶キノコの流行を事例として取り上げている。その他の記事は未確認。
- 事前調査事項
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調査済資料:「現代日本料理用語事典」「調理素材事典」「総合調理科学事典」「キノコの事典」等
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 特種目録 (027 9版)
- 参考資料
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- 『紅茶キノコ健康法』(中満須磨子 地産出版 1975)
- 『健康法一覧の本 自分の体質・年齢・好みに応じて選べる健康法のすべて』(原勝文 日本実業出版社 1980)
- 『朝日新聞 1975.6.1』
- 『毎日新聞 1975.6.10』
- 「ただしい治療あやしい治療 紅茶キノコからガンワクチンまで」(砂原茂一 講談社 1980:移動図書館車資料)
- 『壮快 28巻8・9号』
- 『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録 件名編6』(大宅壮一文庫 1985)
- キーワード
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- 食品-紅茶きのこ
- 新聞記事索引
- 雑誌記事索引
- 健康法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000021905