レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年02月15日
- 登録日時
- 2011/03/13 15:57
- 更新日時
- 2011/03/13 15:57
- 管理番号
- 9000007201
- 質問
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解決
「和名類聚抄」の、甲斐国と、駿河国、伊豆国、相模国、武蔵国それぞれの郡名・郷名が掲載されている部分を確認したい。
- 回答
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「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」の二十巻本系の国郡部に該当の掲載部分があり、当館所蔵資料では『諸本集成倭名類聚抄』本文篇(源順著 臨川書店 1987年)等により、元和古活字那波道円本、高山寺本について確認することができる。詳細については照会資料をご覧ください。
- 回答プロセス
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1.『国史大辞典』第14巻(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1993年)で「和名類聚抄」の項を確認すると、次のことが分かった。
※「和名類聚抄」の現存諸本は二十巻本系と十巻本系とに大別され、部立や内容に異同がある。また二十巻本には歳時部・官職部・国郡部があるが、これらは十巻本にはない。
※二十巻本系には次のものがある
・高山寺本(古写本、平安時代末期写)
・伊勢本(古写本、室町時代末期写か)
・元和三年那波道円本(古活字版) など
2.二十巻本系の本について、該当部分を確認した。
※元和古活字那波道円本については、次の資料に当該部分の掲載があった。
・『諸本集成倭名類聚抄』本文篇(源順著 臨川書店 1987年)→p601(巻5・8(裏))に、「東海国第五十三」として伊賀、伊勢、志摩、尾張、参河、遠海、駿河、伊豆、甲斐、相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸の国名の記載があり、p620-624(巻6)にそれぞれの郡名・郷名の記載がある。
・『倭名類聚鈔』(源順著 風間書房 1962年)巻5・8(裏)に国名、巻6・18(裏)-36(表)に郡名・郷名。
※高山寺本については、次の資料に当該部分の掲載があった。
・『諸本集成倭名類聚抄』本文篇(源順著 臨川書店 1987年)p804-807(巻6)に郡名・郷名。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『諸本集成倭名類聚抄』本文篇(源順著 臨川書店 1987年) (p620-624,p804-807)
- 『倭名類聚鈔』(源順著 風間書房 1962年) (巻6・18(裏)-36(表))
- キーワード
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- 「和名類聚抄」
- 「倭名類聚抄」
- 甲斐国
- 国郡部
- 郡
- 郷
- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 地理・地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000081836