レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年06月24日
- 登録日時
- 2009/07/03 11:57
- 更新日時
- 2009/07/03 17:24
- 管理番号
- 福若-2009-0623-2
- 質問
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解決
旧熊川村(現若狭町)・河内地区に関係する「白神楽谷公事之覚」という古文書について、活字版・現代語訳がないか。
- 回答
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正式な文書名は「白神楽谷公事之願書」。「[福井県立若狭高等学校]研究雑誌」第20号に、活字版および大体の現代語訳および関連記載がある。
- 回答プロセス
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① 旧上中町,若狭地域,福井県全体の古文書所収資料等をあたる。
→ 以下の資料をあたったが、所収・記載等はなかった。
・『上中町郷土史』上中町教育委員会1964
・『熊川村誌』上中町教育委員会1973
・『くまがわ』上中町文書の里推進協議会編 1979
・『若狭郷土誌文献目録』大鹿久義編 若狭史学会1973
・『若狭郷土史料目録』大鹿久義編 上中町教育委員会1971
・『若狭地方古文書等調査報告書』若狭地方文化財保護委員会連絡協議会1969
・『福井県古文書所在調査報告書』福井県立図書館1979
・『越前若狭古文書選』牧野信之助編 福井県名著刊行会1971
・『福井県史』資料編9 中・近世 福井県1990 :小浜市・遠敷・大飯郡分
・『福井県上中町熊川区有文書選』若狭史学会1972
② 若狭町歴史文化館に問合せる。
→ 現在のところ、旧上中町・現若狭町の史誌等で古文書・史料類をまとめたものはない。
四方吉郎氏が若狭高校と協力して、河内地区の古文書調査を行った記録があり、
同校の研究紀要にまとめられている、との情報を得る。
③ 「[福井県立若狭高等学校]研究雑誌」および四方吉郎氏の著作をあたる。
→ 以下の資料に記載がある。
・「[福井県立若狭高等学校]研究雑誌」第20号1988 (H050/ワカサ/20)
:河内地区の歴史と民俗調査・特集号。「河内の古文書」のp75~80が「白神楽谷公事之願書」(冊子の表紙はこの題。
内容文章の頭に「白神楽谷公事之覚」とある)の活字版となっている。現代語訳については「河内と熊川」四方吉郎著
の中に、大体の部分の記載がある。また「河内の昔と今」四方吉郎著 もこれに関連した論考となっている。
*「河内の昔と今」は『若狭再見』四方吉郎著 洛西書院1994 (H940/オ) にも所収されている。
- 事前調査事項
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質問館に「白神楽谷公事之覚」の現物を持ってこられた。1700年代頃のもので、河内地区の白石神社に関係する史料とのこと。
- NDC
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- 北陸地方 (214 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 「白神楽谷公事之願書(白神楽谷公事之覚)」
- 河内区有文書
- (旧)熊川村・河内地区
- 白石神社
- 照会先
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- 若狭町歴史文化館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000056170