レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年05月12日
- 登録日時
- 2012/07/10 16:19
- 更新日時
- 2012/10/02 16:15
- 管理番号
- 埼熊-2012-103
- 質問
-
未解決
「御上洛御供先手日記」の所蔵館はどこか。また、現代語訳はあるか。
「本庄かがり火事件」に関係した資料である。
- 回答
-
「御上洛御供先手日記」という資料および現代語訳は見つからなかったため、 調査の段階で判明した似たタイトルの資料を紹介した。
『国書総目録 3 補訂版』(岩波書店 1990)より
浪士組が文久3年徳川家茂上洛の前に京に派遣されたということを踏まえて、題名と年代から関連すると思われるものは以下のとおり。
「御上洛御供方御用日記」(ごじょうらくおともかたごようにっき)「成」文久三「写」東大史料(原本)
「御上洛御供諸事扣」(ごじょうらくおともしょじひかえ)「成」文久三「写」京大
「御上洛御供旅日記」(ごじょうらくおともたびにつき)「成」文久三「写」国学院
「御上洛御先登一件」(ごじょうらくごせんとういつけん)「成」文久三「写」高田榊原(原本)
『古典籍総合目録 1 国書総目録続編』(国文学研究資料館編 岩波書店 1990)より
題名に「御先手」とあったもの。年代・内容は不明。
p125「御先手頭勤方覚書」(おさきてがしらつとめかたおぼえがき)「写」秋月郷土館(1冊)
本庄かがり火事件に関する資料より
『本庄のむかし』(柴崎起三雄著 柴崎起三雄 2010)
p168-169「浪士隊と本庄宿」に『太田市史 史料編 近世3』に「御上洛御先供有志浪士掛役人并浪士姓名」が掲載されているとの記述あり。
『太田市史 史料編 近世3 太田宿本陣史料集』( 太田市編集 太田市 1983)
p759-764「280 文久三年二月 上洛先供有志浪人掛役人并浪士姓名」あり。(芹沢鴨や土方歳三の名がみえる)
インターネット情報
《東京大学史料編纂書 所蔵史料目録データベース》を〈御上洛〉で検索すると、以下の史料がヒット。
【書名】文久三年御上洛御供旅記録:八王子千人同心井上松五郎
【著者名】井上松五郎
【出版事項】 日野:日野の古文書を読む会研究部会 1998.10
井上源三郎資料館のウェブサイトに「文久三年御上洛御供旅記録」(井上松五郎の日記)名の記載あり。
千人同心となった松二郎は松五郎を襲名し、江戸幕府瓦解まで石弥次右衛門の世話役を勤めた。松五郎は筆まめで文久三年の旅記録には浪士組に参加した近藤・土方・沖田などが相談に来た事が「文久三年御上洛旅記録」として残されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 本庄市-歴史
- 新撰組
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000108369