レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年10月03日
- 登録日時
- 2014/11/03 17:50
- 更新日時
- 2017/03/05 12:22
- 管理番号
- 長野市立長野-14-026
- 質問
-
解決
松本清張の書いた短編(推理小説ではない)で昔読んだことがあるが、タイトルが分からない作品がある。その作品が載った本は所蔵しているか。
記憶している内容は以下の通り。
ある会社を退職した男が、その会社の集まりに参加する。昔の部下も今は偉くなっている。昔は自分にへつらっていた元部下を飲みに誘っても断られてしまう。
- 回答
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『延命の負債』角川書店 1987
『男たちの晩節』角川書店 2007
に収録の「いきものの殻」だと思われる。上記図書、どちらも当館に所蔵はないが、『男たちの晩節』は現在でも購入可能。(2014/10/3現在)
後日、『男たちの晩節』を当館で受入し確認。「いきものの殻」が質問の内容とほぼ一致することを確認した。(追記2014/12/1)
- 回答プロセス
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「松本清張全集1~66」 文芸春秋 1971-1996 <913.68 マ>
を確認するが、それらしきものは載っていない。
インターネットで、キーワード「松本清張 会社 退職 昔の部下」などで検索すると
個人のサイトがヒット。「いきものの殻」という作品のあらすじがあり、質問の作品と内容が一致する。
「いきものの殻」が収録されている本があるか調べると(国立国会図書館サーチ)、以下の2冊ということが分かった。
『延命の負債』角川書店 1987
『男たちの晩節』角川書店 2007
どちらも当館には所蔵していなかったため、その場で内容を確かめることはできなかった。
「amazon」のサイトで検索してみると、『男たちの晩節』が「なか身!検索」可能となっており、運よく「いきものの殻」最初の6ページが閲覧できた。ここで退職した社員の会に参加している男の話と分かる。
さらに他のサイト(個人のブログなど)にも簡単な内容の記載があるものがあり、それらも確認のうえ、該当の作品であると判断。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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- 国立国会図書館サーチ http://iss.ndl.go.jp/
- amazon http://www.amazon.co.jp/ ((最終確認2014/11/3))
- キーワード
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- 松本清張
- 短編
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000161726