レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002/09/06
- 登録日時
- 2005/02/11 02:48
- 更新日時
- 2009/08/12 10:09
- 管理番号
- 埼浦-2002-045
- 質問
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未解決
「詩韻」(金・元時代以降の100韻)、「広韻」(随・唐時代の206韻)を読みたい。できれば日本語になっている資料を希望する。
- 回答
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県立では、『宋本広韻全訳 第1分冊』と『詩韻含英異同弁』を所蔵しているが、後者は和装本で日本語訳なし。
- 回答プロセス
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質問館がTRCDでキーワード検索した資料8点あり。
県立では、その内『宋本広韻全訳 第1分冊』と『詩韻含英異同弁』を所蔵しているが、後者は和装本で日本語訳なし。
他の資料も原文のみのようである。
追記:『中国歴史文化事典』の〈平水韻〉の項によれば、現在一般に言われる「平水韻」または「詩韻」は、金の王文郁「新刊平水礼部韻略」を指すとのこと。ただし、これは106韻である。
各目録・出版情報等を〈平水韻〉で検索するが、『新選漢和辞典』(小林信明 小学館)に「一百六韻一覧表(平水韻)」が付されている程度。
「広韻」は「大宋重修広韻」の略称。206韻に分って漢字を排列、毎字音訓を注解したもの。詳註本には「宋刻小字本」「張氏沢存堂校刻宋本」等があり、略注本には「元泰定刻本」等がある。
『宋本広韻全訳 第1分冊』(汲古書院)以外は未完であるが、「宋本広韻」を底本とする「広韻校本」の訳出にあたる。
《NACSIS Webcat》で「國音新詩韻:附:平水韻」(趙元任編 上海 商務印書館:東大東文)がヒットするが、原文である。
追記:その後、『宋本廣韻全譯 第11分冊 梗攝・曾攝』(坂井健一 汲古書院 2006)まで刊行され、県立で収集する(2009/08/12確認)。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音声.音韻.文字 (821 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 中国語-音韻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000018528