レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月22日
- 登録日時
- 2008/11/22 10:33
- 更新日時
- 2010/05/22 13:17
- 管理番号
- 20081122-1
- 質問
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解決
国宝「金銀鍍宝相華文経箱」(比叡山延暦寺蔵)のカラー写真を探している。
- 回答
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最近のものとして下記の図録に掲載されていた。
藤原道長 : 極めた栄華・願った浄土 : 金峯山埋経一千年記念特別展覧会 / 京都国立博物館編集 京都国立博物館 , 2007.4
会期・会場: 2007年4月24日-5月27日:京都国立博物館
藤原道長関連年表 (966-1027): p304-307
注記 平安時代の経塚関連年表: p308
p.158-159, 277
下記のサイトでカラー画像が公開されていた。
(図版2) 「金銅宝相華唐草文経箱」 比叡山横川如法堂跡出土 国宝 延暦寺・滋賀県大津市
http://www.shiga-kinbi.jp/exhibition/exhibition_database/pressrelease/07-3-2.html (2008/11/22確認)
慈覚大師 円仁とその名宝 (滋賀県立近代美術館)
http://www.shiga-kinbi.jp/exhibition/exhibition_database/pressrelease/exhibition_07-3.html (2008/11/22確認)
- 回答プロセス
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東京国立博物館の下記サイトに情報があった。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=D01&processId=02&event_id=2773&event_idx=1&initdate=2006/03/28&dispdate=2006/03/28 (2008/11/22確認)
天台宗開宗1200年記念 特別展
最澄と天台の国宝 平成館 2006年3月28日(火)~5月7日(日)
国宝 金銅宝相華唐草文経箱 (こんどうほうそうげからくさもんきょうばこ)
平安時代・長元4年(1031)
滋賀・延暦寺蔵
長元4年(1031)、叡山の僧覚超は円仁がかつて書写した如法経を銅筒に納めなおし、横川の如法堂に埋納しました。その際、藤原道長の娘、上東門院彰子(じょうとうもんいんしょうし)もこれに結縁(けちえん)して自ら書写した法華経を埋納しています。この経箱はその彰子書写の法華経を容れていたもの。銅製鍛造で、隅丸長方形をした箱です。全面に宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)が蹴彫(けりぼ)りされ、全体に金メッキ、間地や床脚の格狭間には銀メッキを施した美麗な金銀の色彩対比が見事です。印籠蓋造(いんろうふたづく)りの蓋と身を簡単には開けられないように指金(さしがね)で留める仕様は、経巻が長く保護されることを願った、一条天皇中宮の上東門院の信仰の深さを表しているかのようです。平安時代の金工品を代表する優品の1つ。
国宝および比叡山延暦寺、経塚・経箱に関する文献を調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 芸術史.美術史 (702 9版)
- 芸術政策.文化財 (709 9版)
- 参考資料
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- 比叡山延暦寺 : 世界文化遺産 / 渡辺守順著 吉川弘文館 , 1998 (歴史文化ライブラリー 55) ISBN:4642054553
- 国宝大事典 4 工芸・考古 / 北村哲郎編 講談社 , 1986 ISBN:4061878247 p.55,57 14 金銅経箱 延暦寺(滋賀)
- キーワード
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- 金銀鍍宝相華文経箱(きんぎんとほうそうげもんきょうばこ)
- 金銅宝相華唐草文経箱(こんどうほうそうげからくさもんきょうばこ)
- 国宝
- 経塚
- 経箱
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000049180