レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年11月11日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/04/19 09:03
- 管理番号
- 日常レファ 20131111
- 質問
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解決
中学生から 調べ学習を進めている最中に受けたレファレンス。
レファレンスその1「いったい何を書けばいいんですか?」
レファレンスその2「どの本みればいいですか?」
レファレンスその3生徒の呟きにこたえる
レファレンスその4「この文章、意味がとれないですけど・・・」
レファレンスその5「コピーをとって欲しいんですが・・・」
レファレンスその6「インターネット使ってもいいんですよね?」
- 回答
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【家庭科課題】幼児の生活と遊び・・・に関連して、班で決めたテーマについて、自分が担当した年齢の部分を調べる。
レファレンスその1「いったい何を書けばいいんですか?」
課題の意味がわからない・・・という生徒が必ずいます。これは、単に聞いていなかったという生徒もいれば、聞いていたのだけれど、よく理解できなかった生徒もいます。今回は図書館で授業をしているので、司書も課題内容を良く把握していますから答えることができます。また、先生からの課題を掲示することも効果的です。時には締め切り日も大きく掲示しておいたりします。
レファレンスその2 「どの本みればいいですか?」「お薦めの本はどれですか?」
こういった質問する生徒は、できればわかりやすい本を手にして、手っ取り早く課題を終わらせたいと思っています。そこでまずは、「どの本が使えるかを自分で探せるようになるために、この課題がわざわざ図書館で行っているのだから、自分で探してみようね!」と答えます。ただし、本当に途方にくれている生徒には、そのテーマを聞いて、「だったらこの本をみてごらん」と手渡すこともあります。
レファレンスその3 生徒の呟きに応える
「私たちの班、あそびについて調べるんですけれど、私の担当0歳~1歳なんです。赤ちゃんだから、遊ばないですよね、何書いたらいいんだろう?」と言うので、「赤ちゃんはすべてのことが遊びかもしれないんじゃない?どんな運動機能が育っていくのかとか、心の発達あたりの本も読んでみたら?」とアドバイス。
「私は食事について調べてるんですけど、5歳~6歳なので、今の私たちと何も変わらないと思うんだけど・・・」と呟く生徒に、「ということは、そのぐらいで味覚とかが大人に近づいてくるということだよね。でも、まだこの年齢は、あなた達みたいに自分でジャンクフードなんか買わないでしょ?」と言ってみたら、「そうかぁ」と何やら気づいたように本棚に向かっていきました。
レファレンスその4 「この文章、意味がとれないですけど・・・」
用意した本は、中学生用ではなくて大人向きのものも多いので、確かに言葉遣いや使われている専門用語が難しかったり。少々かみ砕いて説明をしてあげると、納得!
レファレンス その5 「コピーをとって欲しいんですが・・・」
本校では、課題が出ている時にのみ、図書館の本をコピーすることができますが、今回はできるだけメモをとることを推奨しました。そしてどうしても必要があれば2枚までコピーを可としました。これが意外に良かった!つまり、どこが必要か厳選をするようになったのです。「え?コピーしてもらえたんですか?僕書いてましたよ~」と嘆く生徒に、「まるごと写していたの?」聞くと、「いえ、必要なところを要約しながら書いてました」というので、「それこそ、今回やって欲しいことだったから、大正解!だよ」と一言。
レファレンス その6 「インターネット使ってもいいんですよね?」
「なるべく本で調べるようにとは、言われているけれど、信頼できるサイトなら、使ってダメとは言っていなかったでしょ。ただし、どういうサイトなら信頼できるか、ちゃんと考えてね。どんな団体が作っているサイトなのか、とかどんな人が発信しているブログなのかとかね。サイトアドレスや、アクセス日も書くようにって、資料に書いてあったでしょ。」
レファレンス その7 「参考文献って何を書くんでしたか?」
「参考文献はね、まずは誰が書いたか。なんという本か?その本を出したのは、どこの出版社なのか、そしていつ出された本なのか・・・ということが、大事なの。なぜかというと・・・」と聞かれれば答えます。こういう積み重ねがたいせつなのかもしれません。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
- キーワード
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- 調べ学習
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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学校司書の受ける生徒からのレファレンスには、個人的なものもありますが、授業がらみのレファレンスも少なくありません。学校図書館として、どこまで答えたらいいのか、悩む場合もあるではないでしょうか?その一番の解決方法は、課題を出された先生とコミュニケーションをとることです。そして、もっとお薦めなのが、課題を出す直前の授業を図書館でやることです。もちろん授業時間の関係でなかなか難しいとは思いますが。
東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館図書館データベース」>学校図書館の日常>レファレンス 20131111
課題に関するレファレンスあれこれ
- 調査種別
- 利用案内
- 内容種別
- 質問者区分
- 小中学生 小中学生
- 登録番号
- 1000151460