レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014.1.18
- 登録日時
- 2014/10/13 13:59
- 更新日時
- 2016/11/11 19:45
- 管理番号
- 若林2014-04
- 質問
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仙台郷土玩具の木下駒の由来を知りたい。
- 回答
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木ノ下駒は木製の馬の玩具である。黒地に赤・白・緑で絵付けがしてある。青森県の八幡駒(やはたごま)、福島県の三春駒(みはるごま)とともに郷土玩具の「日本三銘駒」として知られる。
多賀の国府(多賀城)が、国分寺境内の駒市で選んで、京都に献上した馬の胸に下げた木製の馬形が起源とされる。旧暦の三月三日の陸奥国分寺木ノ下薬師の白山神社祭礼に売り買いされる習慣がある。馬の災厄を除くため、神棚に置いたり厩につるしたりして飼い馬の安全を祈った。
なおこの木下駒が国分町の馬市の際、博労の木皿家から売り出されたので木皿駒とも呼ばれたことがある。
『仙台事物起原考』p45、『仙台市史 特別編3 美術工芸』p483より
- 回答プロセス
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郷土の事物の起源ということで『仙台事物起原考』、郷土玩具ということで『仙台市史 特別編3 美術工芸』及び『仙台市史 特別編6 民俗』を調べてみた。どちらも由来の記述があり、仙台市史の方には、仙台市博物館所蔵の木下駒の写真が載っていた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『仙台事物起原考 』 菊地勝之助/著 ヨークベニマル 1995年
- 『仙台市史 特別編 3 美術工芸』 仙台市史編さん委員会/編 仙台市 1996年
- 『仙台市史 特別編 6 民俗』 仙台市史編さん委員会/編 仙台市 1998年
- キーワード
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- 木下駒
- 郷土玩具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000160854