レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190118
- 登録日時
- 2021/04/17 00:30
- 更新日時
- 2021/04/17 00:30
- 管理番号
- 徳参20190106
- 質問
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解決
三好達治の詩「浅春偶語」の前書きの最後の行にある「これを繙くに感慨はたもだす能わず」の
「はたもだす」の意味。何か漢字が当てはまるのか。
- 回答
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A.『日本語を味わう名詩入門10:丸山薫/三好達治』 あすなろ書房 2012.8
p.82-84 「浅春偶語」 ページ下の注記に『はたもだす能わず 「はた」はどうしても。
「もだす」は黙っていること。総じて、「どうしても黙っていることができず」という意味。」
漢字での表記はなし。
B.『日本国語大辞典 第二版 10』 日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2001.10
p.1141 『はた【将・当】(副)他の事柄と関連させて判断したり、推量したり、あるいは列挙選択
したりするときに用いる語』とあり。
意味に「どうしても」はなかったが、『当然のこととして肯定する気持ちを表わす。やはり。さすが
に。思ったとおり。はたして。』というのがあり。
C.『日本国語大辞典 第二版 12』 日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2001.12
p.1282 『もだす【黙・黙止】』 意味の一つに『言うべきことを言わないでいる。だまる。黙す。」
とあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 日本語を味わう名詩入門 10 (911ニホ10p.82-84あすなろ書房 2012.8)
- 日本国語大辞典 第二版 10 (813.1ニツ10p.1141日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2001.10)
- 日本国語大辞典 第二版 12 (813.1ニツ12p.1282日本国語大辞典第二版編集委員会/編 小学館 2001.12)
- キーワード
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- 三好達治 詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000297188