レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/06/24
- 登録日時
- 2021/08/21 00:30
- 更新日時
- 2021/08/21 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210073
- 質問
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解決
ラグビ-W杯2019について質問です。他の国は1カ国1チームの出場ですが,イギリスだけが3~4チーム(スコットランド・アイルランド・ウェールズ・イングランド)も出場できるのはなぜですか。
- 回答
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以下の資料に,歴史的経緯によるワールドカップの出場国について記載がありましたのでご案内いたします。
資料1 李/淳【イル】著 林/雅人監修『超入門ラグビーのみかた』」成美堂出版, 2016.8【783.48/リス2016.8】p.176
資料2 木村/正俊∥編 中尾/正史∥編『スコットランド文化事典』 原書房, 2006.11【293.32/2006.Y/R】p.1113
資料1「イギリスとイングランドの違いとは?」(p.176)に以下のような記述がありました。
「日本で一般的にイギリスと言えば,国家としての「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」を指すことになります。(略)連合王国を成すイングランド,スコットランド,ウェールズ,北アイルランドは,連合王国となる以前は別々の国であり,ラグビーはその当時のイングランドで誕生しました。そのため,ワールドカップをはじめ,ラグビーのテストマッチ(国代表による試合)はイングランド,スコットランド,ウェールズは“別の国”として戦います。(略)アイルランド島内にある北アイルランド(国家としては別)のラグビーに関しては,アイルランドラグビー協会が管轄しています。なぜなら,北アイルランドが連合王国の一部となるより先に,アイルランドラグビー協会が誕生していたからです。(後略)」
資料2「ラグビー」の項(p.1113)に以下のような記述がありました。
「UKないしブリテン(BないしGB)の成り立ちを反映し,ラグビーの国際試合ではイングランド,スコットランド,ウェールズ,アイルランドはそれぞれに1国の独立した国として承認されている。(中略)そのため,フランスも含めて5カ国対抗の国際試合(テストマッチ)はそれぞれに独立して戦う。しかし,イギリス全体でチーム編成をするときは,ブリティッシュ・ライオンズ(British Lions)と称する。(後略)」
- 回答プロセス
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所蔵資料から,ラグビーの歴史に関する記述を探した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 球技 (783 9版)
- 参考資料
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- 李/淳【イル】?著 林/雅人?監修. 超入門ラグビーのみかた. 成美堂出版, 2016.8【783.48/リス2016.8】:p.176
- 木村/正俊∥編 中尾/正史∥編. スコットランド文化事典. 原書房, 2006.11【293.32/2006.Y/R】:p.1113
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000303437