レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年03月
- 登録日時
- 2005/12/08 13:16
- 更新日時
- 2005/12/14 10:02
- 管理番号
- 県立長野-04-007
- 質問
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解決
「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに乱れむと思ふ我ならなくに」という和歌にあるが、「しのぶもぢずり」とはどのような織物か。製法についてはほぼわかっているが、その布がみたい
- 回答
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『福島県民百科』 (福島民友新聞社福島県民百科事業本部編 福島民友新聞社1980) 〔291.26/フク〕432pには“正統な技法は鎌倉時代にはいると幻のように消滅してしまった”とあり、『平安時代史事典 本編上』(古代学協会ほか編 角川書店1994)〔210.3/コダ/1-1〕1129~1130pにも“遺品が残っていないため実体は判然としない”とある。布は現存していないことが判明。
- 回答プロセス
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① [NDC 753染色工芸]の書架で資料をみていく。手法についての記述はあるが写真のあるものは見あたらない。
② 地域の特産品や工芸品にあたるかと思い、[NDC 750 工芸]の書架で調査するが記述はない。
③ 『和歌の解釈と鑑賞事典』(井上宗雄編 旺文社1980)〔911.1/イム〕186pの当該歌の解説の項に“陸奥の信夫で産出するもじずり”とあるため、福島県の百科事典である『福島県民百科』(前掲)をひくと答の記述あり。
④ ③の記述から、『平安時代史事典』(前掲)をみると、答の記述がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 工芸 (750 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- もじずり
- 織物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『なんでもきいてみよう』(県立長野図書館 平成16 第36集)収録レファレンス
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000025506