関連の記述が確認出来た資料をご紹介します。
①『江戸仏像図典』(久野健/編 東京堂出版 1994)
・p.157 飯縄権現(いいづなごんげん)
・p.158 秋葉権現(あきばごんげん)
いずれの項にも、狐の上の天狗が乗っている像の写真、解説があります。
②『日本の神様読み解き事典』(川口謙二/編著 柏書房 1999)
・p.223 秋葉権現
狐の上に天狗が乗っている図(絵画)があります。
・p.239-240 飯縄権現
狐に乗る天狗のような姿が生まれた由来等の解説、飯縄権現と秋葉権現の関係などについて記述があります。
③『日本史大事典』(平凡社 1992)
・p311〈飯縄山 いいづなやま)の項に、「長野県北部。飯縄(綱)権現・飯縄大明神をまつる山は各地で「いいづな山」と呼ばれているが、…。神体は通例狐に乗った烏天狗である…」とあります。
・p69〈秋葉信仰 あきばしんこう)「…とくに火難よけ(火伏せ)の信仰として全国的に分布している…秋葉三尺坊と通称される存在は天狗とみなされ、秋葉信仰の火防神としての性格と密接にむすびついている…」とあります。
④『三尺坊 秋葉信仰の根元』(藍谷俊雄/著 秋葉山秋葉寺 1996)
秋葉信仰で祀られる火伏の神、秋葉山三尺坊大権現について書かれた資料です。
p10-22「火防の権現・三尺坊誕生」の項に、狐の上に天狗が乗っている仏像の絵があります。