レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月11日
- 登録日時
- 2021/06/10 14:14
- 更新日時
- 2022/04/23 18:01
- 管理番号
- 吹-85-2021-003
- 質問
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解決
原爆が投下された1945年前後の広島市の橋と地名が確認できる地図を確認し、実際に訪ねたい。
橋:御幸橋(みゆきばし)、明治橋(めいじばし)、住吉橋(すみよしばし)、福島橋(ふくしまばし)、己斐橋(こいばし)
地名:千田町(せんだまち)、鷹野橋(たかのばし)、高須(たかす)
- 回答
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【1945年以前の地図】
(1)『広島新史 資料編 3 地図編』(広島市/編 広島市 1984)
下記3つの地図に「鷹野橋」以外のすべての橋・地名が記載されていることを確認した。
「1.市街発展図」「3.第二次世界大戦時 軍用施設配置図」「4.新旧町丁図」
(2)『広島原爆戦災誌 第2巻』(広島市役所/編 広島市役所 1971)
p16に「福島橋は福島川の埋立により廃橋」とあり、現存していないことがわかった。
また「鷹野橋」については、p628に「…鷹野橋を中心にして、大手町八丁目~九丁目に商店街ができ、…。」と記載があった。上記(1)「4.新旧町丁図」や(3)p77~p78を照らし合わせると、かつて存在した大手町八丁目~九丁目と現存する鷹野橋駅の所在地とが一致し、場所の特定ができた。
【現在の地図】
(3)『中国道路地図 広島・福山・岡山・倉敷 山口・下関・鳥取・松江 5版』(昭文社 2020.3)
p5~p6、p77~p78に「福島橋」以外のすべての橋・地名が記載されていることを確認した。
「鷹野橋」は明治橋の東側に駅名として記載されていた。
- 回答プロセス
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1945年前後の広島市の地図について、広島市の市史に地図資料があると推測し、インターネット検索で「広島市史」というキーワードで検索した。
「市史・行政資料の販売‐広島市公式ホームぺージ」>「広島新史」>「『広島新史』各巻の概要」(最終確認2021.8.5)ページを参照した。
「資料編3(地図編)」の項目説明文に「昭和5年(1930年)、27年(1952年)、45年(1970年)、56年(1981年)発行の地形図を収録した市街発展図、昭和55年(1980年)の地図に被爆当時の町名・町界等を落とし込んだ新旧町丁図など10種類の地図資料。」と記載されていた。当館は非所蔵のため大阪府立図書館から取り寄せ、回答欄(1)の内容を確認した。
回答欄(2)の資料は、「広島平和記念資料館 平和データベース」>本【単行本】(最終確認2021.8.5)ページにて「ピックアップ資料」の項目で資料内容が紹介されており、橋の被災状況についても記載されていると推測した。当館は非所蔵のため大阪府立図書館から取り寄せ確認した。
また、実際に現地を訪ねるとのことから回答欄(3)の資料p86~p87で、「福島橋」以外のすべての橋・地名を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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広島市 編 , 広島市. 広島新史 資料編 3 (地図編). 広島市, 1984.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001685773-00 -
中国道路地図 5版. 昭文社, 2020. (スーパーマップル)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I098807340-00 -
広島市役所/編集 , 広島市. 広島原爆戦災誌 第2巻. 広島市役所, 1971.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005605939-00
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広島市 編 , 広島市. 広島新史 資料編 3 (地図編). 広島市, 1984.
- キーワード
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- 広島県(ひろしまけん)
- 広島市(ひろしまし)
- 地図
- 原子爆弾
- 地名
- 橋
- 御幸橋(みゆきばし)
- 明治橋(めいじばし)
- 住吉橋(すみよしばし)
- 福島橋(ふくしまばし)
- 己斐橋(こいばし)
- 千田町(せんだまち)
- 鷹野橋(たかのばし)
- 高須(たかす)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000300114