レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年08月08日
- 登録日時
- 2013/08/16 10:35
- 更新日時
- 2013/08/16 11:10
- 管理番号
- いわき総合-地域177
- 質問
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解決
明治から昭和初期に、平町二町目(現在のいわき市平字二町目)に存在した出版社「清光堂」(清水屋「関内書店」)の写真図版資料の所蔵確認調査。
2004年に中央図書館で開催されたいわきの古写真展「セピア色のころ」(『日々の新聞』ブログ2004年40号「清光堂からの手紙」)について、同ブログで触れている「平町二町目29、清光堂」の店の前で撮影された写真図版の所蔵確認調査依頼。
なお、同ブログによれば関内家は清水屋を名乗るいわきの旧家であり、明治の初め頃は雑貨屋のような商いをし、その後出版へ乗り出し明治・大正の地元出版業界をリードしたとされる。
また、小学校などの教科書の取次ぎ、書籍の販売、万年筆等の文房具も扱っていたようである。
- 回答
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当館所蔵の当該資料について調査した結果、「日々の新聞」ブログで紹介している当該写真図版のコピー元となる「いわきの古写真集」の存在は確認できなかった。
しかし、以下の資料によりブログで触れていると思われる、明治40年と大正14年当時の「清光堂」(清水屋「関内書店」)の写真図版と、写真図版の建物外観から文房具を扱っていた頃の「清光堂」、「関内油漕所」と同油漕所の「安売広告」を確認した。
- 回答プロセス
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当館所蔵資料の調査
【資料①】『いわき市史 第6巻 文化』P817~820:「第4節 出版 明治期の出版」第184図清光堂関内書店(明治40年)の写真図版を確認する。また、第62~64表に明治期から昭和前期のいわきの出版年表が載録されており、該期の清光堂の出版物を確認する。
【資料②】『ふるさと写真 いわき』:大正14年の「関内書店」、年不詳だが図版より万年筆等の文房具を扱っていると見られる「清光堂」、「関内油漕所」の「写真図版を確認する。
【資料③】『懐郷無限』P241:清水屋油商店の「10日間安売広告」の写真図版を確認する。
【資料④】『写真集 明治大正昭和 平』P47:図版102「関内油店の安売り広告」を確認する(【資料②】に同じ)。
【資料⑤】『保存版 いわき今昔写真帖』:清光堂・清水屋・関内書店関連写真図版認められず。
- 事前調査事項
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『日々の新聞』ブログ第40号(2004)「清光堂からの招待状」http://www.hibinoshinbun.com/files/40gou/40_syotai.html
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『いわき市史 第6巻 文化』1978 いわき市 AL/210.1/1/イ 1110736947
- 【資料②】『ふるさと写真 いわき』1988 古い写真刊行に関する委員会 AL/748/イ 1111205140
- 【資料③】『懐郷無限』1978 田久孝翁 AL/210.6/1/サ 1111017891
- 【資料④】『写真集 明治大正昭和 平』1980 国書刊行会 AL/210.6/1/タ 1110737655
- 【資料⑤】『保存版 いわき今昔写真帖』2003.12 郷土出版社 AL/210.7/1/ホ 1111367270
- 【資料⑥】『日々の新聞』ブログ第40号(2004)http://www.hibinoshinbun.com/files/40gou/40_syotai.html
- キーワード
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- 清光堂
- 清水屋
- 関内書店
- 関内米三郎
- 平町二町目
- 出版
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135429