レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20220206
- 登録日時
- 2022/07/05 00:30
- 更新日時
- 2022/10/03 14:38
- 管理番号
- 0401003976
- 質問
-
未解決
現在住んでいる熊本市東区画図(えず)町所島(ところじま)の古地図を探している。特に所島村にあった「山王社」という社の場所を確認したい。
地区では所島神社以前に信仰対象となった言い伝えが残っているが現存の古老も場所の記憶がないようである。
- 回答
-
所島にあったという「山王社」とその場所についての資料や古地図は確認できなかった。関連の参考資料を紹介。
- 回答プロセス
-
自館検索で「所島」「所嶋」「江津」「画図」「山王」などのキーワードで検索し、資料を確認した。
所島の古地図については、『所島村図 (熊本市画図町) 1:6000 〔古地図〕』があり、所島神社の場所は記されているが、山王社について記載はなかった。
『水郷画図の歴史』によると所島神社は別名を山王社ともいい、由来については『熊本県神社誌』や『平成 肥後国誌 下巻』に、「字山王」に漂着した御神体を「字大工免」に社殿を設けて日吉神社と称したとあり、それらの字の場所は『所島村図 (熊本市画図町)』で確認できる。
ほか、『水郷画図の歴史』に画図、『出水と周辺地域の自然と歴史・文化遺産』に出水と周辺地域、『新熊本市史 通史編第2巻』に熊本市、それぞれの山王信仰について書かれているが、所島にかつてあった山王社とその場所について、決定的な手掛かりは得られなかった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 平成 肥後国誌 下巻,高田 泰史/編著,平成肥後国誌刊行会,1998.11 (p114に所島神社(日吉神社)の由来あり。「字山王」に漂着した御神体を「字大工免」に社殿を設けて日吉神社と称したとのこと。|0117105783|C/290A/タ/(2))
- 新熊本市史 別編 第1巻 絵図・地図 下 近代・現代,新熊本市史編纂委員会/編,熊本市,1993.03 (p78に所島村の古地図あり。「字山王」と「字大工免」の場所あり。|0119477222|C/210/A/シ)
- 水郷画図の歴史,熊本日日新聞情報文化センター/編,画図町史刊行会,1985年 (森山恒雄「画図の古代から近世」p51附近に土地の詳しいことが書かれている。p299~304に所島の文化財についての項目あり。所島神社は別名山王社とも日吉社ともいうとの記述あり。|0111840765|C/210/A/ク)
- 熊本県神社誌,上米良 純臣/編著,青潮社,1981 (p57に所島日吉神社について記載あり。|0111460358|C/175.9/カ/)
- 熊本県公文類纂 44-6 肥後国託麻郡村誌 (所嶋村|0141158725|/モコア/44-6ー(2)/複製)
- 所島村図 (熊本市画図町) 1:6000 〔古地図〕 写真複製 (0114051733|/チメ/0133/)
- 出水と周辺地域の自然と歴史・文化遺産,熊本出水南校区ふるさとづくり推進自然と歴史・文化の会/編著,熊本出水南校区ふるさとづくり推進自然と歴史・文化の会,2014.9 (p16に出水地区の山王社に関する項目あり。|0119021368|C/290A/イ/)
- 続・水郷画図の歴史,熊本日日新聞情報文化センター/編,画図町史刊行会,1985年 (昭和時代の附近の写真あり。|0111840732|C/210/A/ク)
- 写真で見る 出水地域の今と昔,熊本市出水南校区ふるさとづくり推進自然と歴史・文化の会/編,熊本市出水南校区ふるさとづくり推進自然と歴史・文化の会,2015.3 (古写真あり。|0140568585|C/290A/イ/)
- 新熊本市史 通史編第2巻,新熊本市史編纂委員会/編集,熊本市,1998.3 (通史2巻p747に熊本市内の山王信仰についての項目あり。所島神社については記載なし。|0119477123|C/210A/シ/(2))
- キーワード
-
- 山王社
- 所島
- 江津
- 画図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000318192