レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月02日
- 登録日時
- 2018/03/22 11:07
- 更新日時
- 2018/03/25 09:28
- 管理番号
- 千県東-2017-0014
- 質問
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解決
千葉県旭市にある「袋」の地名の由来を知りたい。
- 回答
-
以下の資料に掲載されていた。
【資料1】『旭の風土と文化 市制四十周年記念誌』(旭の風土と文化編集委員会著 旭市 1993)
p154-157「ふるさとの地名」
p157「袋」
「・椿の海が入江になっていて、江ヶ崎が突出していた内部の地形が袋状だったのでついたと考えられる。
・「柳田国男」によると湖畔の集落の意味という。池袋、沼袋などと同じという。」
以下では、「袋」地名一般の由来について掲載されていた。
【資料2】『地名用語語源辞典』(楠原佑介編 東京堂出版 1983)
p554「ふくろ(袋、福路、吹路)」
「1水に囲まれた袋状の地形(山口貞夫)。2ヒク(低)・ド(所)の転で「低湿地」もあるか(山中襄太)。3行き止まりになった袋小路。4「袋物を商う店」の多い町。袋町。」
【資料3】『日本地名語源事典』(吉田茂樹著 新人物往来社 1981)
p397「フクロ(福留、袋、吹路)」
「この種の地名も「フクロ(袋」の意が多く、袋状に入り込んだ土地に用いる。」
- 回答プロセス
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・千葉県立東部図書館の郷土資料コーナーの棚を確認。
・蔵書検索システムで検索項目を件名にし、キーワード「地名辞典」で検索。
以下では、旭市の「袋」の由来についての記述は確認できなかった。
『角川地名大辞典 12 千葉県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1984)
『日本歴史地名大系 12 千葉県の地名』(平凡社 1996)
『旭市史 第1巻 通史編・近代史料編』(旭市史編さん委員会編 旭市役所 1980)
『旭市史 第2巻 近世北部史料編』(旭市史編さん委員会編 旭市役所 1973)
『房総叢書 別巻 紀元二千六百年記念 索引其他』(紀元二千六百年記念房総叢書刊行会 1944)
『大日本地名辞書 第6巻 坂東』(吉田東伍著 富山房 1980)
『古代地名大辞典 索引・資料編』(角川文化振興財団編 角川書店 1999)
『日本歴史地名事典』(吉田茂樹著 新人物往来社 1993)
『日本地名ルーツ辞典』(創拓社 1992)
『日本自然地名辞典』(山口恵一郎編 東京堂出版 1983)
『日本地名大事典 5 関東』(渡辺光ほか編 朝倉書店 1977)
『日本地名大辞典 第6巻 フ~ワ』(日本図書センター 1996)
『大日本地名辞書 第1巻 汎論 索引』(吉田東伍著 富山房 1980)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『旭の風土と文化 市制四十周年記念誌(旭の風土と文化編集委員会/著 旭市 1993)| 2190008779 ;
- 【資料2】『地名用語語源辞典』(楠原佑介編 東京堂出版 1983)|1100070298;
- 【資料3】『日本地名語源事典』(吉田茂樹著 新人物往来社 1981)| 9102897950;
- キーワード
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- 千葉県-旭市
- 袋
- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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【資料1】には「袋」以外に、以下の由来について記述があった。
下総、千葉、海上郡、匝瑳、旭町、共和村、豊畑村、富浦村、矢指村、網戸、成田、十日市場、太田、足洗、足川、椎名内、野中、仁玉、中谷里、神宮寺、泉川、川口、井戸野、大塚原、駒込、鎌数、新町、江ヶ崎、琴田、九十九里、干潟、嚶鳴村 馬場、神西、宮本、谷丁場、八軒町、平右衛門内、荒句、荒場、荒野(高野、高)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000232862