レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年3月22日
- 登録日時
- 2023/12/27 11:56
- 更新日時
- 2024/03/28 13:52
- 管理番号
- 2023-11
- 質問
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未解決
源平合戦で平氏に付いた正木氏(松前町)について知りたい。関連資料はあるか。
- 回答
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1 【資料1】~【資料4】を調査したが、「松前」「正木」をキーワードに蔵書検索や各種データベースで資料を探したが、行き当たる情報は“加藤嘉明が文禄4年(1595年)に伊予国正木(現伊予郡松前町)に入り松前城主(正木城主)となり、その後、現松山市に松山城を築いて慶長8年(1603年)に移った”という歴史がほとんどで、時代が合わない上、人物「正木」に関してはない。
2 源平合戦で河野氏が源氏に付き、正木氏は平氏に付いたとのことから、『愛媛県史』や河野氏関連の資料で源平合戦について【資料5】~【資料7】を調査したが、正木氏の記録はなかった。
3 上記『愛媛県史 古代Ⅱ・中世』p283に「伊予国においても平家と主従関係を結んだことが推測される武士が何人かいる。それは主として新居氏に関係する人々」とあったため、新居氏関連の資料を調べたが、正木氏に関する情報はなかった。
なお、【資料8】p104に新居氏の勢力は「越智郡を中心に東は新居郡、西は伊予郡に及んでいた」とあり、この伊予郡は「現在の伊予市・伊予郡松前町のほぼ全域」にあたる。
- 回答プロセス
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蔵書検索及び各種データベースを調査
- 事前調査事項
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正木氏は松前町の出らしい、また、源平合戦では平氏側だった。
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288)
- 参考資料
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- 【資料1】『愛媛県史 近世上』 愛媛県 1986 <当館請求記号:K200-31> p103~「加藤嘉明の時代」
- 【資料2】「正木史料について(1)」 柚山俊夫 (『松前史談 第27号』 松前史談会 2011 <当館請求記号:K236-1> p2-4)
- 【資料3】「正木史料について(2)」 柚山俊夫 (『松前史談 第29号』 松前史談会 2013 <当館請求記号::K236-1> p2-6)
- 【資料4】「正木史料を読む-加藤嘉明の生涯-」 井上淳 (『松前史談 第32号』 松前史談会 2016 <当館請求記号:K236-1> p2-16)
- 【資料5】『愛媛県史 古代Ⅱ・中世』 愛媛県 1984 <当館請求記号:K200-31> p277- 「源平の争乱と伊予の武士団」
- 【資料6】『予章記 水里玄義・河野分限録』 改訂3版 伊予史談会 2008 <当館請求記号:K288.3-コウ-2008>
- 【資料7】『源平伊予ものがたり』 愛媛新聞(昭和47年7月~12月)連載の複写資料 <当館請求記号:K203.6-ゲン-2009>(昭和47年11月~12月の4回分は平家の落人がテーマ。)
- 【資料8】『角川日本地名大辞典 38 愛媛県』 角川書店 1981 <当館請求記号:RK290-55>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000344072