レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/08/30
- 登録日時
- 2023/11/22 00:30
- 更新日時
- 2023/11/22 00:30
- 管理番号
- 6001062314
- 質問
-
解決
『喚子鳥』という和古書は、どのような内容の資料なのか知りたい。
- 回答
-
『喚子鳥』は小鳥の飼い方についての和古書。
次の資料に記載があった。
■『雑芸叢書 第2』(国書刊行会 1915)
「国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開)」(2023/8/30現在)
p.219-237「喚子鳥」 120-129コマ
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/945793/1/120
例言に解題があり、次の記載がある。
「喚子鳥一巻 小鳥を飼養して翫ぶこと往古より是あれども、其飼養法を詳敍して刊行せしは、本書を以て權輿とすべし、」(p.8)p.8は7コマめ
■『日本教育文庫 衛生及遊戯篇』(同文舘編輯局/編纂 同文舘 1911)
「国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開)」(2023/8/30現在)
p.741-771 「喚子鳥」 390-405コマ
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1708813/1/390
「衛星及遊戯篇解題 遊戯篇」p.6-7に次の記載がある。
「喚子鳥 二巻 本書は、宝永七年蘇生堂の著にして、飼鳥の養法を記したるものなり、此の書宝永七年版による、」
p.6-7は12コマめ
■『十九世紀日本の園芸文化:江戸と東京、植木屋の周辺』(平野恵/著 思文閣出版 2006.3)
「第二章補論『初音里鶯之記』碑 第五節 飼鳥文化の担い手」(p.403-409)に次の記載がある。
「さて十八世紀になると、養禽書にも板本が登場する。(中略)『喚子鳥』は、諸鳥の飼い方を種類別に列記したもので、この編纂方法は後続の手引書に踏襲されている。作者・蘇生堂主人(津村天長)はほかに『鶉書』『鶉目利問答書』をも記した。巻末の広告には、飼鳥の手引きのほか『画家の鳥名を知る便ともなる』用法を宣伝する。」(p.404)
[事例作成日:2023年8月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 家禽 (646 10版)
- 参考資料
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- 雑芸叢書 第2 国書刊行会 1915 (8、219-237)
- 十九世紀日本の園芸文化 平野/恵∥著 思文閣出版 2006.3 (404)
- https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/945793/1/120 (国立国会図書館デジタルコレクション『雑芸叢書 第2』(国書刊行会 1915)(2023/8/30現在))
- https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1708813/1/390 (国立国会図書館デジタルコレクション『日本教育文庫 衛生及遊戯篇』(同文舘編輯局/編纂 同文舘 1911)(2023/8/30現在))
- キーワード
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- 喚子鳥(ヨブコドリ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 業務
- 登録番号
- 1000341315