レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年08月08日
- 登録日時
- 2007/01/31 13:46
- 更新日時
- 2007/05/01 15:56
- 管理番号
- 福井県図-20060808
- 質問
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解決
中国人・葉広(くさかんむりに今という字・関連画像参照のこと)(イエ・グワンチン)によって書かれた『貴門胤裔』の背ラベルをみると「923.7/シヨウ/」となっているが、通常、2段目は著者の姓のルビ3文字と認識していたが、なぜ「イエ」でも「ヨウ」でもなく「シヨウ」となるのか教えてほしい。
- 回答
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「葉」の日本語ヨミは人名の姓の場合「ヨウ」ではなく「シヨウ」とよみ、目録規則では「人名のみに使用される漢字の読みは、それに従う」とされているため、「シヨウ」とルビをふっている。
- 回答プロセス
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ラベル打出時の間違いかと思い、ニッパンの書誌を見ると、確かにルビは「ショウ,コウキン」となっている。
ニッパンが間違っているのかと思い、NDL-OPACを見ると、ここでも「ショウ,コウキン」となっている(ただし別の著作では「ヨウ,コウキン」)。
何かの法則で「葉」を「ヨウ」と読ませるのかと考え、『大漢和辞典』にあたると、「葉」の漢字では、人の姓の場合「ショウ」と読むと書かれていた。次に『日本目録規則』をみると、著者標目の表し方に「漢字のみで表示される中国人名および朝鮮人名は、その漢字の日本語読みで表記する」とあり、注記として「人名のみに使用される漢字の読みは、それに従う」とある。
また「葉昌熾 ショウ,ショウシ」が用例にあげられていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 情報資源の収集・組織化・保存 (014)
- 参考資料
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- 大漢和辞典
- 日本目録規則
- キーワード
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- 目録規則
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000033027
- 関連ファイル