レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/06/06
- 登録日時
- 2023/07/30 00:30
- 更新日時
- 2023/07/30 00:30
- 管理番号
- 6001061249
- 質問
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解決
馬の心拍数を知りたい。
- 回答
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安静時は約20~40/分、常歩時は約50~90/分、走行中最大値が約220/分です。
以下の資料に記述があります。
【図書】
・『理科年表 第96冊(令和5年)』(国立天文台/編 丸善出版 2022.11)
p.生69(969)に掲載されている「心拍数、呼吸指標、血液量および赤血球性状」に記載されています。
「ウマ(サラブレッド、1歳以上):心拍数(/min)23-46」
・『生物学データ大百科事典 上』(石原勝敏/ [ほか]編集委員代表 朝倉書店 2002.6)
「4 動物生理学(1)-血液・呼吸・循環・神経」の「3.循環」の「3.2 心拍数・心拍出量」の「3.2.2 動物」(p.1174-1180)の「表1 実験動物とヒトの生理値」(p.1174-1175)に掲載されています。
「ウマ:心機能 心拍数(回/分)23-70」
・『数値でみる生物学:生物に関わる数のデータブック』(R.フリント/著 浜本哲郎/訳 シュプリンガー・ジャパン 2007.12)
「第1章 動物学」の「1.6 心臓、循環系」の「表1.6.2:主な動物の心臓拍動数」(p.68-69)に掲載されています。
「ウマ:毎分心臓拍動数 32-44」
・『競走馬ハンドブック』(日本ウマ科学会/編 丸善出版 2013.12)
「4 競走馬の運動生理学」の「4.3呼吸循環機能」の「4.3.2心臓」の以下の箇所にグラフと記述があります。
p.114「f.サラブレッドの心拍数と自律神経」
「サラブレッド競走馬では、安静時の心拍数は30~40beat/minであることが多く(後略)」
p.114「g.運動と心拍数」
「2m/sで常歩をはじめると、心拍数はすぐに増加し、このグラフでは70beat/minくらいでその後一定になる。同様に10m/sで走った場合では、このグラフでは170beat/min程度で一定になる。16m/sの場合では、225beat/min程度で一定になる。(中略)サラブレッドの最大心拍数は、220~230beat/minであると考えられている。」
また、「競馬の運動生理学」の「6.6競馬のときの心拍数と血中乳酸濃度」の「6.2.2競馬における心拍数」の以下の箇所に記述とグラフがあります。
p.188-189「a.パドックにおける心拍数」
「パドックを歩く馬の歩行スピードである4~5km/hでは、心拍数は50~90beat/minであるのが普通である。」
p.189「b.返し馬の心拍数」
「ジョッキーマスターズにおける返し馬のスピードは正確にはわからないが、心拍数がおよそ170~200beat/minであったので(後略)」
p.189-190「c.スタートから走行中の心拍数と血中乳酸濃度」
「ゲート入り前にゲートの周囲で常歩しているときの心拍数は、90~120beat/minであったが、ゲートに入るだけで、心拍数は170beat/min程度にまで上昇した。(後略)」
「ゲートからスタートすると、スタート後10~13秒、つまり1ハロンくらい走ったときには、心拍数は220beat/minとほぼ最大の値に達し、レース中はそのままの値で推移した。」
・『ウマの動物学 第2版(アニマルサイエンス1)』(近藤誠司/著 東京大学出版会 2019.7)
「第2章 いち早く逃げるために-ウマのかたちとその役割」の「2.1走るためのかたち」の以下の箇所に記述があります。
p.56-57「サラブレッド種の安静時心拍数は26-50拍/分であるが、分速1000m/分程度で走ると毎分220拍にも達する。」
【WEB】
・中央競馬サークルだより ぱどっく『サラブレッドのスポーツ科学』シリーズ(日本中央競馬会競走馬総合研究所)(2023/6/6現在)
https://company.jra.jp/equinst/magazine/paddock.html
JRA隔月発行の中央競馬サークルだより『ぱどっく』に連載された雑誌記事「サラブレッドのスポーツ科学」を閲覧できます。記述内容は前述の『競走馬ハンドブック』とほぼ同じです。
以下の回に記述があります。
・「第9回 心臓の拍動と心拍数(2009年5月1日)」
・「第13回 競馬のときの心拍数:その1(2010年1月1日)」
・「第14回 競馬のときの心拍数:その2(2010年3月1日)」
[事例作成日:2023年6月6日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 生物科学.一般生物学 (460 10版)
- 家畜.畜産動物.愛玩動物 (645 10版)
- 参考資料
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- 理科年表 第96冊(令和5年) 国立天文台‖編 丸善出版 2022.11 (生69(969))
- 生物学データ大百科事典 上 石原/勝敏∥[ほか]編集委員代表 朝倉書店 2002.6 (1174-1175)
- 数値でみる生物学 R.フリント∥著 シュプリンガー・ジャパン 2007.12 (68-69)
- 競走馬ハンドブック 日本ウマ科学会∥編 丸善出版 2013.12 (114,188-190)
- ウマの動物学 第2版 近藤/誠司‖著 東京大学出版会 2019.7 (56-57)
- https://company.jra.jp/equinst/magazine/paddock.html (中央競馬サークルだより ぱどっく『サラブレッドのスポーツ科学』シリーズ(日本中央競馬会競走馬総合研究所)(2023/6/6現在))
- キーワード
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- 心拍数(シンパクスウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000336549