レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/12/11
- 登録日時
- 2005/02/17 02:14
- 更新日時
- 2009/11/20 14:01
- 管理番号
- 埼久-2001-127
- 質問
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解決
江戸時代から第二次大戦前までの、関東または埼玉県の牛馬頭数を知りたい。関東または埼玉県の数がわからなければ、日本全国の数でもよい。
- 回答
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『新編埼玉県史 別編5』『武蔵国郡村誌 15』『明治徴発物件表集成 3』『昭和前期農政経済名著集 19』『馬の文化叢書 4』などの記述から埼玉県、関東地方の牛馬頭数がわかる。全国レベルでは、『完結昭和国勢総覧 1』『明治大正国勢総覧』『数字でみる日本の100年』に頭数あり。江戸時代については体系的な数字は得られなかった。以上を回答する。
- 回答プロセス
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『新編埼玉県史 別編5』p311に明治27-昭和22年(昭和16-21は欠)の「家畜頭数(その1)」に埼玉県の牛馬頭数あり。
『武蔵国郡村誌 15』には、各郡ごとの明治9年1月1日調査の頭数あり。
『明治徴発物件表集成 3』にも、各郡ごとの明治11年の頭数あり。
『昭和前期農政経済名著集 19』に、関東地方の大正12、昭和3、昭和8年の頭数あり。
『馬の文化叢書 4』には、武蔵国の明治10年の頭数あり。
全国レベルでは、『完結昭和国勢総覧 1』に大正15-昭和63年、『明治大正国勢総覧』に明治11-大正14、『数字でみる日本の100年』に明治10-平成3年の頭数あり。
また、『日本食肉史年表』には、明治10-35年のおもに牛の屠殺数・売買数が見られる。
『日本馬制史 5』には、明治末-大正4、5年頃の県別の駒産数があるが(県によっては牛頭数もあり)、埼玉県の記述なし。
江戸時代については、徳川幕府が各藩所有の馬数を統制した旨の記述や(『日本畜産史』)、藩政による馬牛組合の記述(『国史大辞典 9』)等が散見されるが、体系的な数字は得られなかった。
以上を回答する。
- 事前調査事項
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調査済資料:「江戸時代人づくり風土記 50」「日本歴史大辞典」(河出書房新社)「日本史大事典」(平凡社)
- NDC
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- 家畜.畜産動物.愛玩動物 (645 9版)
- 日本 (351 9版)
- 参考資料
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- 『新編埼玉県史 別編5 統計』(埼玉県 1981)
- 『武蔵国郡村誌 15』(埼玉県 埼玉県立図書館 1955)
- 『明治徴発物件表集成 3』(一橋大学経済研究所附属日本経済統計情報センター クレス出版 1990)
- 『昭和前期農政経済名著集 19 畜産経済地理』(近藤康男 農山漁村文化協会 1980)
- 『馬の文化叢書 4 近世』(馬事文化財団 1993)
- 『完結昭和国勢総覧 1』(東洋経済新報社 1991)
- 『明治大正国勢総覧』(東洋経済新報社 1929)
- 『数字でみる日本の100年 日本国勢図会長期統計版』(矢野恒太記念会 国勢社 1991)
- キーワード
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- 馬-うま
- 牛-うし
- 家畜
- 家畜-統計-埼玉県-関東地方-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 定番事例-参考資料-新編埼玉県史-解決
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000020047