レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1993/08/13
- 登録日時
- 2005/02/11 02:14
- 更新日時
- 2023/06/15 13:00
- 管理番号
- 埼川-1993-116
- 質問
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解決
国語教科書小学1年「こくご1下ともだち」光村図書掲載の「たぬきの糸車」岸なみ著について、作品の背景(どういう意図で書かれたか)について知りたい。「現代日本人名録」「現代日本児童文学作家事典」「児童文学事典」「子どもの本と読書の事典」雑誌「日本児童文学」は調査済み。
- 回答
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南教育センターに問い合わせ。「国語教育相談室 355号」(光村図書)→出典は『日本の民話 7 (伊豆の民話)』(未来社)で、著者が『伊豆の民話』について述べているとの記述あり。手がかりになる資料として提供。
備考欄に追記あり。(2023/06/13)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (38 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 伝説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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追記(2023/06/13)
《龍谷大学学術機関リポジトリ》(https://library.ryukoku.ac.jp/Search/page_id73 龍谷大学図書館)亀井久美子著「教材「たぬきの糸車」(光村一年下)と出典『伊豆の民話』の異界から」(『國文學論叢 (61)』p322-388 龍谷大學國文學會 2016.2 http://hdl.handle.net/10519/7082)
p323「「たぬきの糸車」は、岸なみによる書き下ろしとなっているが、出典がある。父祖の地である伊豆の原話をもとに再話した、岸なみ編『伊豆の民話』(未来社、一九五七年)である。」とあり。
p323-324「一、『伊豆の民話』〈未来社、一九五七年〉(略)岸なみは「はじめに」で次のように、出版の経緯を語る。」とあり。
また、レファレンス協同データベース事業サポーターの方より情報提供があった。
《岐阜聖徳学園大学機関リポジトリ》(https://shotoku.repo.nii.ac.jp/ 岐阜聖徳学園大学図書館)濱千代いづみ著「岸なみの活動に基づく教材「たぬきの糸車」の読みの可能性」(『岐阜聖徳学園大学紀要 教育学部編 (56)』p1-14 岐阜聖徳学園大学 2017.2 http://id.nii.ac.jp/1550/00001855/)
p11「7 おわりに」
「岸なみに関しては、現在概略ほどのことしか紹介されていない。そこで、まず、岸なみの活動を記述し、次にその活動や郷里の人々と関わらせることで見えてくる、教材「たぬきの糸車」の読みの可能性を提示した。」とあり。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 児童
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000014964