レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月09日
- 登録日時
- 2008/04/24 10:11
- 更新日時
- 2009/03/05 13:23
- 管理番号
- 山形県-2006-0084
- 質問
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未解決
水上勉著「筑波根物語」河出書房新社/2006.8の文中「この北海の飽浦の浜に・・・・」の「飽浦」の読み方について、知りたい。
- 回答
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質問の部分を書いた人物は「菊池リウ」と考えられ、資料①の「庄内人名辞典」によると、酒田浄福寺住職菊池秀言3女とあります。浄福寺の住所は資料②から酒田市中央西町となっております。明治22年の郡区町村編制法施行時の酒田町は『飽海郡』に所管され、郡役所が置かれました。(資料③「山形県の地名」)
『飽海』は『アクミ』と読みます。現在も飽海郡はありますが、飽浦の地名はありません。明治33年発行明治41年3版の資料④「山形県之内庄内三郡図」をみても、“飽浦”の地名は見あたらず“袖ノ浦”ソデノウラ 、“宮浦”ミヤノウラ、“宮海“ミヤウミの地名があります。現在もこれらの地名はそのままです。“飽浦”については実在しないため読み方はわかりませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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文脈から判断して、酒田市付近の海岸沿いの地域かと思われる。「角川日本地名大辞典」「日本歴史地名大系」や道路地図でもそれらしい地名は探せなかった。
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (290 9版)
- 参考資料
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- ①「新編庄内人名辞典」(K281.03/ショ) P254~255
- ②「山形大百科事典」山形放送(K290.3/ヤマ)P834
- ③「山形県の地名」(K290.3/ヤマ)P739~741、P927~930
- ④「山形県之内庄内三郡図」
- キーワード
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- 水上勉
- 筑波根物語
- 飽浦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000043785