レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1998/04/09
- 登録日時
- 2007/05/26 02:11
- 更新日時
- 2007/05/26 02:11
- 管理番号
- 埼浦-1998-008
- 質問
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解決
「華厳経」の中にある「十地経(ジユウジキヨウ)」について、十地品(ジユウジボン)にでてくる41位の菩薩は何か。菩薩の順位の一覧などがあるとよい。
- 回答
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『総解説仏教経典の世界』(自由国民社)p116-119より、
〈十地〉とは菩薩の修行52段階(52位)中の41位から50位までの10位をいう。
〈十地品〉は菩薩の十地の体系を抽象的に著したもの。「十地経」ともいう。
〈入法界品(ニュウホッカイボン)〉で具体的な修行過程が描かれ、童子が〈十信、十住、十行、十回、十地〉の段階で修行し、53人の善知識(せんせい)を訪問するとあり。その名前の一覧があり、41番目に「瞿夷(くい)」の名がある。
以下、関連記述のあった資料を紹介する。
『仏教用語の事典』(新人物往来社)の〈十地〉の項
『華厳の思想』(講談社)p60-79
『人生遍路華厳経』(木耳社)
- 回答プロセス
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『仏教用語事典』(新人物往来社)より〈十地〉とは、菩薩の修行52段階(52位)中の41位から50位までの10位をいう。
『総解説仏教経典の世界』(自由国民社)p116-119、『華厳の思想』(講談社)p60-79の〈入法界品〉で、善財童子が順番に善知識(先生)を訪ねる記述あり、十地もたずねている。41番目に訪ねているのはくい(女)とあり。
『人生遍路華厳経』(木耳社)では、善財童子が十地を訪ねる最初の人が、婆婆婆天とある。
その他『仏教用語事典』『総合仏教大事典』を探すが、該当記述なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 経典 (183 9版)
- 参考資料
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- 『総解説仏教経典の世界』(自由国民社)
- キーワード
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- 華厳宗
- 十地経-仏典
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000035171