レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/20
- 登録日時
- 2022/04/02 00:30
- 更新日時
- 2022/04/10 10:52
- 管理番号
- 秋田-2726
- 質問
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解決
伊藤永之介氏の以下の作品に関する書誌や所蔵などの情報を知りたい。
・『山神祭』(伊藤永之介/著、東洋書院/刊、1944)
・『《満州国》文化細目』(伊藤永之介『山神祭』書誌掲載箇所)
- 回答
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『山神祭』(伊藤永之介/著、東洋書院/刊、1944)についての書誌、出版情報の確認はできず。
『《満州国》文化細目』(植民地文化研究会/編、不二出版、2005)p724に「山神祭」と記載あり。
以下の論文を紹介。
①北條常久「伊藤永之介の疎開小説「山神祭」」(『農民文学』320号)
②雑誌『文芸読物』文芸春秋社
国立国会図書館所蔵:13巻9号(昭和18.9)-14巻4号(昭和19.4)
- 回答プロセス
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1.国立国会図書館サーチで“伊藤永之介”“山神祭”のキーワード検索。
以下の資料が該当。
『《満州国》文化細目』(植民地文化研究会/編、不二出版、2005)p724 →事前調査済
補足として上記資料の内容紹介を案内。
「文学作品を主とし、原則として1932年3月から1945年8月までの「満洲国」で出版された刊行物、「満洲国」の居住者あるいは居住していた者たちによって書かれた日本での出版物で100頁以上のものを収録した細目 」と記載あり。
①北條常久「伊藤永之介の疎開小説「山神祭」」(『農民文学』320号)
⇒ 当館未所蔵のため、あきた文学資料館へ協力レファレンス。以下の内容を確認。
→P74-83「昭和18年の伊藤永之介は、単に「吉之鉱山」の鉱内を見学しただけではなく、「日記」には多数の坑内スケッチ画があるが、それは、明らかにスケッチをしながら鉱山小説を準備していたのである。以上のように、「山神祭」(『文芸読物』昭和19年1月)は、秋田県雄勝郡吉野村にある吉之鉱山に取材した作品である。それは、次のような小説である。(以下略)」の記載あり。
2.当館及び国立国会図書館サーチで『文芸読物』(昭和19年1月)を検索。国立国会図書館サーチで、以下の資料が該当。
②雑誌『文芸読物』文芸春秋社
国立国会図書館所蔵:13巻9号(昭和18.9)-14巻4号(昭和19.4)※マイクロ資料あり
検索したが確認の取れなかったホームページは以下のとおり
×国会図書館デジタルコレクション
×憲政資料室
×大連図書館
- 事前調査事項
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『《満州国》文化細目』(植民地文化研究会/編、不二出版、2005)
⇒ p724「伊藤永之介 山神祭」の記載あり
- NDC
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- 文学 (9)
- 参考資料
- キーワード
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- 伊藤永之介(イトウエイノスケ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000314631