レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年08月04日
- 登録日時
- 2020/08/20 17:44
- 更新日時
- 2020/12/26 14:25
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2574
- 質問
-
解決
宮沢賢治がどの程度の喫煙家だったか知りたい。
- 回答
-
関連の記載がある資料として下記のものが見つかった。
1.『素顔の宮澤賢治』板谷栄城/著(平凡社、1992年)
p.61-62に、宮澤賢治について「煙草も時にはふかしてる」との記述がある。
また、堀籠文之進という人の言葉として「賢治は常習的な喫煙者ではなかったが、時々「敷島」という口付きの高級な煙草を買ってきて、いたずらでふかしたり、ほかの人にすすめてのませたりした」とある。
また、そのころはやったオゾンパイプを煙草の代わりにしょっちゅう口にくわえていたという記述等もあります。
巻末に参考文献が紹介されているが、上記エピソードの出典は不明。
2.『ベジタリアン宮沢賢治』鶴田静/著(晶文社、1999年)
p.244-245に「賢治は教師の時に学校で吸ったことがあるという。彼は煙草をポケットに入れていて、天気が良いと煙草を出して火をつけて吸い、煙をパーと吐き出して煙が日光にあたるのを見た」といったエピソードを、当時生徒だった照井謹二郎氏の証言として紹介している。
その他、賢治の作品に登場する煙草や喫煙者についても少し記述がある。
3.上記2の照井謹二郎氏の上記の証言は下記の資料に記載されている。
照井謹二郎「きざなポケット」(『アサヒグラフ』1993年7月30日号(朝日新聞社)所収)
4.『宮澤賢治』(日本文学アルバム21)横田正知/著(筑摩書房、1958年)
p.32-33に岩手県立花巻農学校の教諭時代の教員室風景の写真が掲載されており、宮沢賢治の手に煙草らしきものが写っている。
- 回答プロセス
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・インターネットにて「宮沢賢治」「喫煙」「煙草」等で検索し、当館所蔵の資料を確認。
・宮沢賢治関連図書のうち、健康や食生活に関する資料を確認。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 宮澤賢治
- 喫煙
- 煙草
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000286044