レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年01月22日
- 登録日時
- 2023/02/22 14:45
- 更新日時
- 2023/07/21 14:31
- 管理番号
- 埼久-2022-090
- 質問
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解決
「萬頃の寒光一夕鋪き 水輪行く処片雲無し」という漢詩の出典と作者名を知りたい。
- 回答
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該当の漢詩が王洧の詩であると記述のある以下の情報を紹介した。
《国立国会図書館デジタルコレクション》
『西湖より包頭まで : 支那研究』(藤田元春著 博多成象堂 1926)p41-42
(https://dl.ndl.go.jp/pid/1020466 国立国会図書館)33-34コマ 国立国会図書館/インターネット公開
「王洧の句をかる。 萬頃寒光一夕舗 氷輪行處片雲無 鷲峰遙度西風冷 桂子粉々點玉壺」とあり。
『燕呉載筆』(那波利貞著 同文館 1925)p447
(https://dl.ndl.go.jp/pid/925936 国立国会図書館)241コマ 国立国会図書館/インターネット公開
「又た王洧の詩に曰く 萬頃寒光一夕舗。冰輪行處片雲無。鷲峰遙度西風冷。桂子粉粉點玉壺。」とあり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を確認する。
2 NDC分類〈921〉の棚にあたる。
3 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈王洧〉〈五洧〉〈壬洧〉〈湖山十景〉で検索する。
4 《国立国会図書館デジタルコレクション》(https://dl.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈萬頃寒光〉で検索する。
〈その他調査済み資料〉
『漢詩大観 索引 2巻』(佐久節編 鳳出版 1974)
『古詩墨場必携 改訂版』(明石春浦[ほか]編著 雄山閣出版 1993)
『中国人名事典 古代から現代まで』(日外アソシエーツ 1993)
『宋詩概説』(吉川幸次郎著 岩波書店 2006)
『墨場必携 新註 大文館書店版 改訂』(米庵河輯 大文館書店編輯 木耳社 2010)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2022年1月22日。
- 事前調査事項
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書道の手本集でこの漢詩を見た。作者のところに王洧、五洧、壬洧と書かれていた。
- NDC
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- 詩歌.韻文.詩文 (921 9版)
- アジア (282 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 漢詩
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000329296