レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20211020
- 登録日時
- 2022/01/10 00:30
- 更新日時
- 2022/03/25 15:04
- 管理番号
- 0401003620
- 質問
-
解決
昭和63年7月27日付の日本経済新聞「私の履歴書 坂田道太」で引用されていたロングフェローの詩「時の砂上に残された足跡」を読みたい。
- 回答
-
「時の砂上に残された足跡」は、ロングフェローの詩「人生の賛歌」の一節である。
「人生の賛歌」が収録されている資料①②を紹介した。
- 回答プロセス
-
キーワード「時の砂上に残された足跡」でフルテキスト自館検索したが該当する資料がなかった。
インターネットで「ロングフェロー 時の砂上に残された足跡」と検索すると、ロングフェローの名言として「偉人の生涯は、我々が我々の生を崇高なものにできること、そして、この世を去るに際して、時の砂の上に足跡を残せることを教えている。」とのフレーズを紹介しているWebサイトがあった。
出典としてロングフェローの詩集『The Complete Works of Henry Wadsworth Longfellow: Voices of the night』が掲載されていた。
この情報から、『世界文学綜覧シリーズ 15[下]』のロングフェローの項目を参照し、『Voices of the night』の日本語訳を探したところ、『世界名詩集大成 11 アメリカ篇』に「夜の声」として掲載されていることが分かった。
以上の情報を元に自館資料を確認すると、『夜の声』内に収録された「人生の賛歌」という作品に、
「偉大な人々の一生は吾らに想起させる、吾らの一生を吾らは気高くなし得ることを、そして逝いても吾らのあとに時の砂上に足跡をのこし得ることを。」との文言を発見した。
参考サイト:「ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの名言」
https://eigomeigen.com/quotes/93.php (2022.1.25最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩 (931)
- 参考資料
-
-
アメリカの詩を読む 川本 皓嗣/著 岩波書店 1998.12
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002750365-00 , ISBN 4000042459 (資料① 76ページ、全作品一覧9ページ「人生賛歌」「そしてこの世を去る時には,時の砂浜に足跡を残していけるのだと.」|0117071084|/931/カ/) - 世界名詩集大成 11 アメリカ篇,平凡社,1959年 (資料② 43ページ、「人生の賛歌」|0111528154|/908.1/シュ/081503)
-
世界文学綜覧シリーズ 15[下] 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2003.5
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005861790-00 , ISBN 4816917489 (0117886903|R/903.1/セ/15-2)
-
アメリカの詩を読む 川本 皓嗣/著 岩波書店 1998.12
- キーワード
-
- 詩
- Longfellow, Henry Wadsworth, 1807-1882
- ロングフェロー
- H. W; ロングフェロー
- ヘンリー・ワズワース
- ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000310386