レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/10/10
- 登録日時
- 2016/03/04 00:30
- 更新日時
- 2016/03/04 00:30
- 管理番号
- 6001013195
- 質問
-
解決
旧暦9月9日の重陽について知りたい。
- 回答
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次の資料を紹介します。
『日本の歳時記』(宇多喜代子/編著 小学館 2012)
【911.3/718N/】貸出不可
p.419「菊の花で邪気を払う日。陰陽道で陽の高位とされる「九」が月と日に
重なるこの日を「重陽」といい、めでたさの極地とする。折から菊の咲く時季である
ことから、重陽の宴を催し菊花を観賞し、菊酒を飲み、蒸し栗を食べ長寿を願う…」
『世界大百科事典 18』(平凡社 2005)
【031/44N/18/】貸出不可
「9月9日の節供...菊花宴ともいい、685年を起源とするが、嵯峨天皇のときには
神泉苑に文人を召して詩を作り、宴が行われていることが見え、淳和天皇のときから
紫宸殿で行われた。菊は霊薬といわれ、延寿の効があると信じられている。」
『古事類苑 [2] 天部 歳時部』(神宮司庁 1908)
【031/K2/】貸出不可
p.1314-1345「9月9日は重陽と称す、朝廷にては、天皇紫宸殿に出御して、菊花宴を
臣下に賜ふ、之を小儀と為す」言葉の意味の後に幕府における重陽、臣庶重陽、
神社重陽、菊酒などについて書かれた古い文献が紹介されている。
『近世風俗志 1 (岩波文庫) 守貞謾稿4』
(喜田川守貞/著 宇佐美英機/校訂 岩波書店 2001.10)
【L11/995N/4/】
p.252「九月九日を重陽(ちょうよう)の節(せち)と言ふ。『延喜式に』曰く九月九日、
神泉苑に御し、菊花宴を次侍従已上および文人に賜ふ、云々。…大阪にては、今日も
女子等、雛を祭るものあり。しかれども、必ずとせず。また上巳のごとくにはあらず。
調度など略して飾らず、夫婦雛のみを祭り、あるひはわづかに調度を出すのみ。
京都にもかくのごときか。江戸はさらにこの行なし。」
[事例作成日:2015年10月10日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 日本の歳時記 宇多/喜代子∥編著 小学館 2012.1 (419)
- 世界大百科事典 18 改訂版 平凡社 2005
- 古事類苑 [2] 神宮司庁 1908 (1314-1345)
- 近世風俗志 4 喜田川/守貞∥著 岩波書店 2001.10 (252)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000188827