レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/02/07
- 登録日時
- 2023/04/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23031012038805
- 質問
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「」『』… ― 等、文書作成時に使う符号が一覧になっているものはないか。また、それぞれの符号の名称と使い分けについて知りたい。
- 回答
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①『句読点、記号・符号活用辞典。』には、「書籍・雑誌・新聞や各種広告・webページ・電子メールなどで広く使われるものを中心に200の記号・符号・しるしが収録」されており、それぞれの符号の名称や用例も紹介されている。また、巻末には「付録 参考資料」として、昭和21年3月文部省教科書局国語調査室作成の文書「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」と「くりかへし符号の使ひ方〔をどり字法〕(案)」、及び、昭和25年9月に刊行された文部省編の小冊子『文部省刊行物表記の基準』「付録」中の関連箇所が掲載されている。
なお、「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」と「くりかへし符号の使ひ方〔をどり字法〕(案)」については、下記②~④の資料でも紹介されている。
②『言葉に関する問答集』総集編の巻末には①と同様に「参考資料」として、昭和21年3月に当時の文部省教科書局調査課国語調査室によって発表された「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」と「くりかへし符号の使ひ方〔をどり字法〕(案)」が掲載されており、約20種のくぎり符号と5種のくりかえし符号について、呼び名と用例が紹介されている。「発表以来五十年近くを経過しているが、現在でも、公用文、学校教育その他で参考にされている場合が多い」とし、例えば「」『』は「カギ」「フタヘカギ」、…は「テンテン」「テンセン」、―は「ナカセン」とあり、用例も記載されている。
③『表記の手引き』第7版では、「符号の使い方」として、「。」「、」等14の符号の名称と用例が紹介されている。繰り返し符号については名称は記載されておらず、用例についても用いない場合の例が紹介されているのみである。
④『新しい国語表記ハンドブック』第9版では、「くぎり符号の使い方」として、「。」や「、」等5種類の符号が紹介されており、それぞれの名称と用例が記載されている。また、「くり返し符号の使い方」として、「々」「ゝ」等4種類の符号の用例が紹介されているが、名称は記載されていない。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 音声.音韻.文字 (811 9版)
- 参考資料
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①小学館辞典編集部『句読点、記号・符号活用辞典。』 小学館,2007,305,13p. 参照はp.4,i-xiii.
②文化庁『言葉に関する問答集』総集編 全国官報販売協同組合,1995,3,17,799p. 参照はp.731-744.
③松村明『表記の手引き』第7版 教育出版,2017,261,26p. 参照はp.(17)-(26).
④三省堂編修所『新しい国語表記ハンドブック』第9版 三省堂,2021,294,42p. 参照はp.266-268.
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①小学館辞典編集部『句読点、記号・符号活用辞典。』 小学館,2007,305,13p. 参照はp.4,i-xiii.
- キーワード
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- 符号
- 記号
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023031012072938805
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000331528