レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/16
- 登録日時
- 2008/10/18 02:17
- 更新日時
- 2024/03/30 00:32
- 管理番号
- M08021021564810
- 質問
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「恵」という漢字は近代以降になって「惠」の略字として日本で新たに定められた字体なのか。
- 回答
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『大漢和辞典』(大修館書店)の「恵」の項に「惠の略字」という説明があるのみ。『康煕字典』(吉川弘文館)では「惠」が見出しとなっている。一方、昌泰年間(899-901)の末から延喜年間にかけて日本で編纂されたとされる『新撰字鏡 天治本』(臨川書店)と元禄本の「正俗字例」(『異体字研究資料集成第3巻』収録)では「恵」と「惠」の両方の字体が収録されている。また、『朝日百科日本の国宝5』(朝日新聞社)で、8世紀の聖武天皇筆とされる東大寺の国宝「賢愚経巻第十五」の中にも「恵」の字体が確認できる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 音声.音韻.文字 (811 9版)
- 参考資料
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1.諸橋轍次『大漢和辞典 巻4』修訂版,大修館書店,1986,1236p.参照はp.1049,1089.
2.『康煕字典』吉川弘文館,1905,1696p.参照はp.354.
3.京都大学文学部国語学国文学研究室『新撰字鏡 天治本』増訂版,京都,臨川書店,1999,889p.参照はp.3,134.
4.『異体字研究資料集成 第3巻』雄山閣,1974,412p.参照はp.205,218.
5.『朝日百科日本の国宝5』朝日新聞社,1999,p.参照は31p.
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1.諸橋轍次『大漢和辞典 巻4』修訂版,大修館書店,1986,1236p.参照はp.1049,1089.
- キーワード
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- 漢字 恵 異体字
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2008021021540564810
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000048166