レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月06日
- 登録日時
- 2011/11/24 15:10
- 更新日時
- 2012/02/14 16:16
- 管理番号
- 埼久-2011-057
- 質問
-
解決
江戸幕府法令では「飯盛女」を「食売女」と表記したとあるが、「食売女」の読み方を知りたい。
- 回答
-
1 事典類を調査する。
「めしうり」または「めしもり」という記述のあった資料を紹介する。
『日本国語大辞典 第二版』(日本大辞典刊行会編集 小学館 2001)
「めしうりおんな(飯売女)」の項あり。
「めしもりおんな(飯盛女)」に同じ。
禁止令第一・巻七・元文五年(1740)七月「道中筋之儀も食売女猥に無之様に、享保三年相達候通」
随筆・耳嚢六・「軽井沢とかの食売女を妻と成して」とあり。
『古文書用字用語大事典』(池田正一郎著 新人物往来社 1995)
p1026 「食売、喰売」(めしうり)という項目あり。
「食売女。また、飯盛、飯盛女、宿場女郎などの称あり。」
『時代風俗考証事典』(林美一著 河出書房新社 1977)
p482 「飯盛女(めしもりおんな)をおくことを許可した。
飯盛女とは、読んで、字のごとく飯を盛る、つまり給仕をする女である。
幕府の公文書では「食売女」という。」
『日本風俗史事典』(日本風俗史学会編 弘文堂 1980)
p634 「めしもりおんな(飯盛女)」の項あり。
「幕府の公用語としては食売(めしうり)女と呼ぶ例であった。」
2 国立国会図書館所蔵資料の書誌データを検索する。
「食売女」で検索すると、以下の3冊がヒットするが、以下の2つの読み方をする資料がある。
〈めしうりおんな〉
「真冬の海に舞う品川の食売女」佐藤雅美著
〈めしもりおんな〉
「軽井沢三宿と食売女」岩井伝重著
「食売女」 岩井伝重著
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 日本-歴史-江戸時代
- 食売女
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000097125