レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月06日
- 登録日時
- 2016/01/06 17:01
- 更新日時
- 2018/11/09 19:19
- 管理番号
- 18279
- 質問
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「續古今集序」に「行きてみぬ境をも、宿ながら知るは、」とある。「宿ながら」の意味は?
- 回答
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次の資料が参考になると思われる。
・校註国歌大系 第5巻 十三代集 1 国民図書株式会社/編 国民図書 1929
※p.393-400に「続古今和歌集序」が含まれ、
p.396に「宿ながら知る」があり、次の注が掲載されている。
「○宿ながら 家に居りながら。」
- 回答プロセス
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(1)他に「続古今和歌集序」が含まれる資料として次の所蔵があるが、現代語訳等はなし。
・続古今集総索引 滝沢貞夫/編 明治書院 1984
※p.10-15「続古今和歌集序」
(2)「古今」、「新古今」、「新続古今」については比較的所蔵があり、全文訳つきのものもあったが、
「続古今」についての所蔵は「校註国歌大系 第5巻 十三代集 1」、「続古今集総索引」の2点しか見当たらなかった。
- 事前調査事項
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「言海」のあとがきに出てくる、とのこと。
- NDC
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- 詩歌 (911)
- 辞典 (813)
- 参考資料
- キーワード
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- 續古今集
- 続古今集
- 続古今和歌集(しょくこきんわかしゅう)
- 勅撰和歌集(二十一代集)
- 十三代集
- 「古今」、「新古今」、「新続古今」
- 大槻文彦
- 「言海」
- 現代語訳
- 口語訳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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青空文庫に次の情報あり。
・ことばのうみのおくがき 大槻文彦
http://www.aozora.gr.jp/cards/000457/files/43528_17152.html
※「續古今集序
いにしへのことをも、筆の跡にあらはし、行きてみぬ境をも、宿ながら知るは、たゞこの道なり。しかのみならず、花は木ごとにさきて、つひに心の山をかざり、露は草の葉よりつもりて、言葉の海となる。しかはあれど、難波江のあまの藻汐は、汲めどもたゆることなく、筑波山の松のつま木は、拾へどもなほしげし。」
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国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター様より
次の情報をいただいた。
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下記文献に通釈がありました。
続古今和歌集全注釈 木船重昭編著 大学堂書店, 1994
p.9
「わが家にいたままで」
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- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000186795