レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月11日
- 登録日時
- 2010/10/27 11:50
- 更新日時
- 2010/10/27 11:50
- 管理番号
- 9000006333
- 質問
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未解決
「勝負は下駄を履くまでわからない」という言葉の意味と由来を知りたい。
- 回答
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勝負はどう決着がつくか、最後の最後までわからない。「下駄を履く」は、「物事が無事終わり、帰る支度をする」という意味。「下駄をはくまで~ない」の初出は江戸時代。由来は不明。
- 回答プロセス
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1.『日本国語大辞典』第4巻(小学館国語辞典編集部編集 小学館 2001年)、『成語大辞苑:故事ことわざ名言名句』(主婦と生活社 1995年)、『明鏡ことわざ成句使い方辞典』(北原保雄編著 大修館書店 2007年)を見るが記載なし。
2.『新明解国語辞典』(山田忠雄編 三省堂 2005年)には「下駄」の用例として、『広辞苑』(新村出編 岩波書店 2008年)には「下駄をはく」の用例として記載あり。
3.『日本語慣用句辞典』(米川明彦編 東京堂出版 2005年)には、「下駄を履く」の意味と、用法として文型「下駄をはくまで~ない」〔江戸〕とあり、「下駄をはくまで~ない」の文型の初出は江戸時代であることがわかる。
4.『江戸時代語辞典』(潁原退蔵著 角川学芸出版 2008年)、『江戸語大辞典』(前田勇編 講談社 2003年)、『絵解き江戸っ子語大辞典』(笹間良彦著画 遊子館 2003年)には、「下駄を履く」の別の意味(買い物の上前をはねる)のみ記載。
5.『故事・俗信 ことわざ大辞典』(尚学図書編集 小学館 1982年)にも別の意味のみ記載。
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 9版)
- 参考資料
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- 『新明解国語辞典』(山田忠雄編 三省堂 2005年) (p445)
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『日本語慣用句辞典』(米川明彦編 東京堂出版 2005年)
(p163)
- キーワード
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- 勝負は下駄を履くまでわからない
- 日本語
- 慣用句
- 下駄
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 日本語(方言等)
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000072796