レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年05月13日
- 登録日時
- 2021/12/14 11:09
- 更新日時
- 2021/12/14 11:09
- 管理番号
- 横浜市中央2636
- 質問
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解決
歌手のいしだあゆみさんが歌う楽曲『ブルーライトヨコハマ』について、楽曲が作られた背景が知りたい。
- 回答
-
下記の資料に、関連する記述がございました。
なお、楽曲の正式タイトルは「ブルー・ライト・ヨコハマ」ですが、
資料の文中で表記が異なる場合には、原則として本文中の表記を抜粋しております。
1 『歌のよこはま 100年の世相をつづる』富樫啓/著 有隣堂 1979
p.268-276「4 港ヨコハマの灯はうつろう」という項目で
ブルー・ライト・ヨコハマについての解説が記述されています。
作詞家である橋本淳氏のコメントとして「(前略)ヨコハマを、外国人の眼に映し、
外国の雑誌に紹介したら、どうだろう。逆にエキゾチックな夢をかきたてるんじゃない
だろうか。そう考えました」という記述があります。
2 「いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』を語ろう」
(「週刊現代」2019年12月7・14日合併号 講談社 2019.12)
p.146-149にかけてブルー・ライト・ヨコハマに関する記事が掲載されており、
橋本氏のコメントとして、横浜の風景とカンヌの夜景をモチーフに
作詞したという趣旨が記述されています。
3 「(view)「ブルー・ライト・ヨコハマ」誕生秘話も 昭和歌謡の作詞家橋本さん語る」
(「朝日新聞」2020年1月8日 朝刊 福岡全県・2地方 p.20)
橋本氏のコメントをまとめた内容として、歌詞が浮かばず横浜の港を車で
走っている時に川崎の方から青い光が見えたことが、インスピレーションになった
という趣旨の記述があります。
4 「[レジェンド かながわ]ブルー・ライト・ヨコハマ=神奈川」
(「読売新聞」2016年4月17日 東京朝刊 p.34)
橋本氏のコメントをまとめた内容として、港の見える丘公園から見た川崎工業地帯
の青い光から「ブルー・ライト」という言葉が浮かんだこと、以前フランスを旅した時
に飛行機の窓から見たカンヌの夜景を思い出したこと、旅行で横浜を訪れた外国人は
その時の自分のように横浜の夜景に期待しているだろうという発想から、詞を練った
という趣旨の記述があります。
5 「タブレット純の「昭和歌謡」残響伝
いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」の巻」
(「週刊新潮」2020年11月26日増大号 新潮社 2020.11)
p.150にブルー・ライト・ヨコハマについての記事が掲載されており、
「港の見える丘公園から見た真っ暗な中にぽつぽつ見える京浜工業地帯の灯りと、
カンヌの海に突き出た滑走路から広がった流麗な夜景を重ね合わせて詞を作り」
と記述があります。
6 『東京歌物語』東京新聞編集局/編著 東京新聞出版部 2009.7
p.20-23「ブルーライト・ヨコハマ」という項目で解説が記述されており、
橋本氏と作曲家の筒美京平氏がこの楽曲を作るに至った背景が紹介されています。
それによると、橋本氏は横浜を舞台としつつも、ありのままの横浜だけでなく
自身が以前訪れたカンヌの港町のイメージも合わせて歌詞を書いたという旨が
記述されています。
7 『昭和の作曲家20人100曲 歌謡曲が輝いていた時』
塩澤実信/著 論創社 2020.2
p.253-259筒美京平氏についての項目が記述されており、ブルー・ライト・ヨコハマ
が作られた背景が紹介されています。
趣旨としては上述の『東京歌物語』と同じ内容が記述されています。
8 『歌・映画・小説のなかの横浜港 企画展』
横浜みなと博物館/〔編〕 横浜みなと博物館 2010.10
p.36「ブルー・ライト・ヨコハマ」の解説部分に「横浜の歌の定番である波止場や
船乗り、異国情緒を払拭して、新しい横浜のイメージをつくった記念碑的な歌」という
記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000308856