レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/03/08
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19052216107942
- 質問
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昭和天皇の御大典の際、岡山から献上された品が何かわかる資料はないか
- 回答
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.18 昭和元年12月-3年』より、「岡山市より長船の銘刀、香爐献上」「献上の後楽園の風景画」という見出しを確認。
資料②『山陽新報 昭和3年10月3日朝刊』には、「御大典を奉祝して岡山市よりは長船祐定の銘刀と鳩の香爐を聖上陛下に献上…」とあり、鳩の香爐の写真が掲載されている。香爐の製作者は岡山市西中山下の金工佐々木義光翁としており、香爐の特徴なども記載されている。
資料③『山陽新報 昭和3年10月26日朝刊』には、「御大禮に際し岡山縣から奉献すべき満谷國四郎画伯の労作にかかる岡山後楽園の風景画は此の程漸くにして出来上り、満谷画伯は25日午後1時26分岡山駅着列車で来岡して縣へ引渡した。」などとあり、満谷氏の談話と絵の写真が掲載されている。
資料④『磯崎眠亀・錦莞莚』には、昭和天皇の御大典の際献上したものと同一の錦莞莚の写真がカラーで掲載されている。
資料⑤『満谷国四郎残照』の満谷国四郎年譜には、1928年(昭和3年)に、御大典記念として岡山県の依頼で『後楽園の朝』と抹茶茶碗『立鶴』を製作、と記載されている。
資料⑥『御大典と伊部焼』、資料⑦『写真集 明治大正昭和 備前』p.26-27によると、昭和の大嘗祭で大饗用の製作が伊部にご下命になり、大10本・小210本の瓶子が供された、とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756 9版)
- 参考資料
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.18 昭和元年12月-3年』岡山市政百周年記念誌編さん室,1988 参照はNo.265、No.273
資料②『山陽新報 昭和3年10月3日朝刊』p.5
資料③『山陽新報 昭和3年10月26日朝刊』p.7
資料④『磯崎眠亀・錦莞莚』磯崎眠亀顕彰会,2008,98p. 参照はp.28
資料⑤ 満谷昭夫、宮本高明『満谷国四郎残照』創元社,2006,218p. 参照はp.216
資料⑥ 小林久磨雄『御大典と伊部焼』温古堂,1928,35p.
資料⑦『写真集 明治大正昭和 備前』国書刊行会,1980,126p. 参照はp.26-27
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.18 昭和元年12月-3年』岡山市政百周年記念誌編さん室,1988 参照はNo.265、No.273
- キーワード
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- 即位
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019052216160607942
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000270294