レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年11月12日
- 登録日時
- 2007/11/12 13:28
- 更新日時
- 2012/11/03 14:06
- 管理番号
- 7868
- 質問
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多度津富井家文書など、武術、古式測量術に関する古文書の所蔵について
- 回答
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冨井家に関係する資料について調査したところ、
・「冨井泰蔵覚帳(冨井泰蔵覚帳出版会/編 冨井泰蔵覚帳出版会 1978年発行 2436/T6)」を所蔵していた。
この資料は、多度津京極家の裏判方で、砲術や測量術を修めた冨井泰蔵が、安政4年から
明治27年の37年間にわたり書き綴った覚え帳10冊のうち4冊と、藩主の江戸行きに二度に
わたって随行した際の道中記、および幕末から明治維新にかけての多度津藩の関連資料を
活字にして収載したもの。
日記の内容は著者の身辺のできごとのほか、家老林三左衛門の率いる鉄砲隊や白方山での
大砲方の訓練、農兵隊を編制した大隊調練のはじまりなどが記されている。
「冨井泰蔵覚帳」については、相互貸借可能資料。
なお、香川県立文書館に問い合わせたところ、讃岐国多度郡新町村富井家文書の一部について
複写したものを所蔵していて、閲覧、複写とも可能。ただし複写は富井家の事前の許可が必要との
こと。
また、財団法人鎌田共済会郷土博物館では、江戸時代、天文・測量、銃砲開発、塩田開発で
業績を残した久米栄左衛門(通賢)(1780~1841)ゆかりの資料を多数所蔵している。
久米栄左衛門は、若年期に大阪で天文暦学を修め、文化3年藩より高松藩領の測量を
命じられたり、幕府の命を受け測量のため讃岐国を訪れた伊能忠敬の案内役を務めたりしている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 武術 (789 8版)
- 測量 (512 8版)
- 参考資料
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- 香川県立文書館文書目録(撮影分) 第11集 讃岐国多度郡新町村富井家文書目録 香川県立文書館/編 香川県立文書館 2008.3 (K3105/ K2/ 1-11 郷土資料 )
- キーワード
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- 多度津富井家文書
- 香川県
- 香川県立文書館
- 照会先
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- 香川県立文書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000039346