レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年9月23日
- 登録日時
- 2018/10/24 18:32
- 更新日時
- 2020/04/09 15:10
- 管理番号
- 相大-H30-017
- 質問
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未解決
葛飾北斎の双六で「鵜野森」が載っている物を見たい。『鎌倉江ノ島大山新板往来双六』ではない。
- 回答
-
葛飾北斎の双六で「鵜野森」が載っている物はなかった。『鎌倉江ノ島大山新板往来双六』に近隣の「鶴間」はあった。
- 回答プロセス
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国立国会図書館デジタルコレクション、東京都立図書館tokyoアーカイブhttps://archive.library.metoro.tokyo.jp(2018.10.24最終確認)等で『鎌倉江ノ嶋大山新板往来双六』の画像を見ることができる。1段目一番右のコマが「鶴間の原」右から3番目のコマが「厚木」、「鶴間の原」の下のコマが「鶴間宿」だった。
Google “北斎 双六”で検索すると
三菱一号館美術館のホームページ、美術ニュースhttp://mint.jp/blog/museum/?p=2672 (2018.10.24最終確認)で、「北斎のつくった唯一のすごろくが〈鎌倉江ノ嶋大山新板往来双六〉」という記述があった。
また、自館OPACキーワード“双六”で検索。
『日本絵双六集成』 高橋順二/編著 柏美術出版 1994 【s11520327 721】
p158 葛飾北斎の項に『鎌倉江之島大山新板往来双六』と『富士勝景寿語録』の記述があった。
東京都立図書館デジタルアーカイブで『前北斎富士勝景寿語録』の画像があったが、鵜野森はなかった。
資料データに出版年は明治29年とあり、
浮世絵データベースhttp://www.dh-jac.net/db/nishikie/search_portal.php (2018.11.2最終確認)にて確認すると、
「北斎『富嶽三十六景』より12図を選んで模したもの」と記述があった。
また、『神奈川県立博物館研究報告 人文科学 第12号』 神奈川県立博物館 1985【s08428138 K0-06】
p35-49「双六に見る旅案内-北斎画『鎌倉、江ノ島、大山新板往来総六』を中心として」橋本健一郎 に「鶴間の原」「厚木」「鶴間宿」の内容があった。
利用者に上記を伝えたがこれではないとのこと。再度、すみだ北斎美術館に行って調べてみるとのことだった。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
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以前見たことがある。すみだ北斎美術館に行きレファレンスもしたが見つからなかった。
- NDC
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- 芸術 (7 9版)
- 総記 (0 9版)
- 参考資料
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- 日本絵双六集成 高橋順二/編著 柏美術出版 1994
- 神奈川県立博物館研究報告 人文科学 第12号 神奈川県立博物館 1985
- キーワード
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- 葛飾北斎
- 双六
- 鵜野森
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000244349