レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年12月20日
- 登録日時
- 2023/03/08 17:27
- 更新日時
- 2023/07/20 15:03
- 管理番号
- 春野-1-00041
- 質問
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解決
「内田流短杖術」について書かれた本はあるか?
- 回答
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杖術・杖道に関する下記の資料を紹介した。
・『杖道入門 全日本剣道連盟「杖道」写真解説書』松井健二/編著 米野光太郎/監修 体育とスポーツ出版社 2011年
・『ステツキ術』江連力一郎/著 郁文書院 1932年(国立国会図書館デジタルコレクション参加館として館内で閲覧可能)
- 回答プロセス
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※インターネット情報の最終アクセス確認日:2023年6月1日
●所蔵資料の「武道」内を検索
×『図説・古武道史 新装版』綿谷雪/著 青蛙房 2013年
鉾・杖・棒と捕具の術 神道夢想流の起源についての記載のみ
×『古流武芸帖』小佐野淳/著 愛隆堂 2001年
第五章 棒術に詳しい記載なし
●Googleで「内田流短杖術」を検索
・東京都剣道連盟杖道部会HP内杖道・杖術の歴史「http://tokyo-jodo.jp/jodo-history/uchida-ryu-tanjojutsu」
「神道夢想流 内田良五郎は、神道夢想流杖術を基に柔術技を組み合わせ、ステッキを使用した武術を考案しました。これをステッキ術、あるいは内田流短杖術と言います。」と記載あり。
・東京都剣道連盟杖道部会HP内「杖道」と「杖術」「http://tokyo-jodo.jp/jodo-history/history」
「杖術といった場合は古武道の各流儀で行われているものを意味しております。」「杖術各流儀の中にあって、神道夢想流杖術は最大規模の流儀」との記載あり。
●「杖道」「杖術」で所蔵資料を検索
〇『杖道入門 全日本剣道連盟「杖道」写真解説書』松井健二/編著 米野光太郎/監修 体育とスポーツ出版社 2011年
P4「杖道は古流・神道夢想流杖術を母体とし、故清水隆次の理念のもとで、昭和三十一年に全剣連に正式加盟した武道である」とある。
△『古流へのいざないとしての杖道打太刀入門』松井健二/著 体育とスポーツ出版社 2011年
P6「私は青年時代に、神道夢想杖道(杖術)の師範内田良五郎より杖道(杖術)を教わって」とある。
●国立国会図書館サーチで「内田流短杖術」「ステッキ術」を検索
・『剣術神道霞流:併記内田流短杖術三道具(通称)刺股術』神之田 常盛/著 日本杖道会 2013年 岡山県立図書館所蔵
〇『ステツキ術』江連力一郎/著 郁文書院 1932年 国立国会デジタルコレクション参加館公開資料
※利用者が探しているのは短い杖を使った短杖術に関する本であったが、ほぼ見つからなかった。
書籍はないが、短杖術は現在でも継承されて、道場なども関東圏になるので、そこに行けば研究会が発行している資料は手に入れられる可能性あり。
質問者が友人から見せてもらったという本があるらしいが、このパンフレットや内部の刊行物の可能性がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 武術 (789 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 杖術
- ステッキ術
- 古武道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000329964