レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/08/31
- 登録日時
- 2022/10/01 00:30
- 更新日時
- 2022/10/01 00:30
- 管理番号
- 6900005408
- 質問
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解決
『ねずみのおいしゃさま』は、挿絵が永井保のものと、やまわきゆりこのものがあるが、作者(文を担当した中川正文)がそれぞれどのようにコメントしているか知りたい。
- 回答
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それぞれ出版した時の月刊雑誌『こどものとも』、『こどものとも [普及版]』の付録に以下の記述があった。
・永井保の挿絵(1957年)
『こどものとも』<11>(福音館書店 1957.2)付録p.16
「わたしは今度『ねずみのおいしゃさま』という物語をかきましたが、これは画家の永井さんが絵にしてくださる手がかりとなれば……くらいの気持でありました。」
・やまわきゆりこの挿絵(1974年)
『こどものとも [普及版]』(福音館書店 1974.12)付録「絵本のたのしみ」p.3
「こんどの『帰ってきた絵本』は、わたしにとって、はじめての経験だが、編集者と画家にすべてをまかせてしまった。だからどういう装いでもどってくるか検討もつかないけれど、はじめてのわが子が生まれるような喜びと不安な気持で、これはまた思いがけず楽しい期待の時間であることを知った。」
また、中川正文の著作について書かれたものから「ねずみのおいしゃさま」について言及した箇所に以下の記述があった。
『中川正文著作撰:児童文学・文化を問い続けて』(ミネルヴァ書房 2014.2)p.2
「『ねずみのおいしゃさま』 『母の友』(一九五四年二月号)に掲載された『春のゆき』をもとにして、一九五七年、永井保・絵で刊行されたものが絵本初版であるが、一九七四年、やまわきゆりこ・絵で新版が刊行され、七七年『こどものとも傑作集』に入った。」
[事例作成日:2022年8月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 10版)
- 参考資料
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- こどものとも 福音館書店 <11> (付録16)
- こどものとも [普及版] 福音館書店 [巻号表記なし] (付録3)
- 中川正文著作撰 中川/正文‖[著] ミネルヴァ書房 2014.2 (2)
- キーワード
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- こどものとも(コドモノトモ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 出版情報,人物・団体,図・絵
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000321969