レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年02月01日
- 登録日時
- 2017/06/20 14:00
- 更新日時
- 2017/06/20 14:01
- 管理番号
- 市川20170201-03
- 質問
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解決
天児(あまがつ)とは何か。
- 回答
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『世界大百科事典』(平凡社 2005)には、「平安時代に神事の祓除に用いられた人形(ひとがた)。転じて子どものお守りとして、3歳ころまで身につけさせた。子にふりかかる災難をこの人形に負わせ、子を守ると信じられていた。」とある。
また、『神道大辞典』(臨川書店 1986)にも「古代より災難を除く祓に用ひ諸凶事を負はせ流す為にした人形(ひとがた)」とある。
形状としては「人形には金箔で鶴亀などの紋をつけた白小袖を着せた」(『世界大百科事典』)とのことで、『雛人形』(切畑健/著 京都書院 1998)p.212-215,218や『ひな-雛-ヒナ』(井沢弥男/解説 建築博容社 1988)p.8で実際の写真をみることができる。
また、『人形今昔』(竹日忠芳/著 北辰社 1997)p.10には「そうそうお目に掛かれない天児」として珍しい明治中期の天児の写真が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 人形.玩具 (759 8版)
- 神道 (170 8版)
- 民間信仰.迷信[俗信] (387 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000217537