レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/8/14
- 登録日時
- 2016/12/16 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000417
- 質問
-
解決
【天星尺について】 天星尺について書かれた本が見たい(建築用語とのこと)。
- 回答
-
レファレンス協同データベースに同内容の質問あり。
「昔の大工道具「天星尺(てんせいじゃく)」について書かれた本は?」(香川県立図書館)
【URL】http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000187809
「曲尺に「財・病・難・義・官・却・害・吉」の文字が書かれているが、どんな意味があるのか知りたい。」(相模原市立図書館)
【URL】http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000187015
「大工道具に生きる その48 魯般尺の話 その2」
【URL】http://www.hand-made-home.com/daiku/daiku-48/daiku-48.html
『建築徒然草』(11016756)p.192-195「天星尺秘伝」天星尺とは門・墓・床の間などの幅や長さを定めるために吉凶を示すもので、別名を魯般尺・北斗尺・門尺・門明尺・唐尺などという。ただし、奈良時代に伝えられた唐尺とは別物である。
『建築大辞典』(第2版)(111441211)p.1657「門尺」曲尺の1.2尺を8等分し、それぞれに「財病離義官劫害吉」の8文字を付ける。財義官吉は吉寸で病離劫害は凶寸とされる。吉寸に合わせて棟札、仏像、門などを造るのに用いられた。
『図解単位の歴史辞典』(111125632)p.48-50「曲尺」中国の曲尺の角目には、表目の10等分ごとに「財」「病」「離」「義」「官」「劫」「害」「本」「財」「病」の10文字がある。また江戸時代の曲尺には高麗尺といって表目を8等分し、各部分に「財」「病」「離」「義」「官」「劫」「害」「吉」を刻んである。
『ものさし』(129310793)p.85-93「曲尺の歴史」中国曲尺の角目には10個の文字が刻まれており、中国の文献に意味の解説がある。日本の文献では、『家相秘伝集』、『和漢三才図会』に解説がある。
『江戸時代の家相説』(112057751)第三章 家相文献の内容の分析(1)家相判断の内容 p.119-124「門戸門口の寸法」 『家相図説大全』及び『家相秘伝集』を引用し、門戸の寸法を決定する際の吉凶について述べる。「天星尺」は『家相秘伝集』の中での用語である。p.299-300に『家相図説大全』「門戸尺法」の現代語訳、p.334-335に『家相秘伝集』「門口家の入口寸尺吉撰の弁」(天星尺の解説)の現代語訳が載せられている。
『古事類苑 42 泉貨部 称量部』(129136378)称量部p.16-17「居家必用 七」に周尺の8字の解説あり。
『計測の文化史』(11039564)p.331「図21 唐尺」(財病離義官劫害吉の語義の説明)
『永代大雑書大成』26丁(コマ番号29)「唐尺の事并縮図」
【URL】https://dl.ndl.go.jp/pid/759978/1/29
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 産業 (6 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000203340