レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/05/09
- 登録日時
- 2023/08/06 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23050913041510
- 質問
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モッコウバラの白花と黄花の違いを説明した資料はあるか。
- 回答
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①『つるバラ&半つるバラ』には「キモッコウバラ(ロサ・バンクシアエ‘ルテア’)」として黄花の紹介がある。色違いの白花にも触れているが、違いなどについては記述がない。
②『新分類牧野日本植物図鑑』の「モッコウバラ」には、「盛んに淡黄色または白色の八重咲きの花を開く。白花のものは芳香を放ち、黄花のものは匂わない。」とある。
③『日本の樹木 増補改訂新版』にも②と同様の説明がある。
④『図説バラの世界』には「モッコウバラ(モッコウイバラ)」の項目で白花と黄花について、「スミレに似た芳香がある白花の八重咲き」、黄花八重咲きについては「あまり香らない。」と説明がある。
⑤『オールドローズノート』では、白花八重咲き(R.banksiae banksiaee ロサ・バンクシア バンクシア)を「特別強い香りを漂わせます。」、黄花八重咲き(R.banksiae lutea ロサ・バンクシア ルテア)を「香りは白木香よりうすいものです。」と説明がある。
⑥『魅惑のオールドローズ図鑑』には「キモッコウ」として説明がある。「ロサ・バンクシアエ・ノルマーリスという野生種が、キモッコウの原種です。花は白の一重咲きでニオイスミレのようなすばらしい香り。枝にはトゲがあります。」とあり、この野生種からトゲなしの3品種(白花八重咲きのモッコウバラ(木香茨)、黄花一重咲きのロサ・バンクシアエ・ルテスケンス、黄花八重咲きのキモッコウ(黄木香))が生まれたとある。
⑦「モッコウバラで花いっぱい」には、キモッコウバラ(黄花八重咲き)は「香りはあまりしません。」、ロサ・バンクシアエ‘ルテスケンス’(黄花一重咲き)は「香りはわずか。とげが少しある。」、モッコウバラ(白花八重咲き)は「香りがあり、とげはほとんどない。」、ロサ・バンクシアエ・ノルマリス(白花一重咲き)は「香りがあり、少しとげがある。」といった説明がそれぞれある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 花卉園芸[草花] (627 9版)
- 参考資料
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①後藤みどり『つるバラ&半つるバラ』 誠文堂新光社,2016,207p.参照はp.73,78.
②牧野富太郎『新分類牧野日本植物図鑑』 北隆館,2017,1627p.参照はp.634.
③林弥栄『日本の樹木 増補改訂新版』 山と溪谷社,2011,767p.参照はp.254.
④大場秀章『図説バラの世界』 河出書房新社,2012,111p.参照はp.50-51.
⑤小松美枝子『オールドローズノート』 グラフ社,2008,143p.参照はp.107-108.
⑥御巫由紀『魅惑のオールドローズ図鑑』 世界文化社,2018,127p.参照はp.77.
⑦松尾祐樹「モッコウバラで花いっぱい」『NHK趣味の園芸』第577号,2021.3,参照はp.96-104.
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①後藤みどり『つるバラ&半つるバラ』 誠文堂新光社,2016,207p.参照はp.73,78.
- キーワード
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- 木香薔薇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023050913032841510
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000337069