レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年09月14日
- 登録日時
- 2021/12/14 11:05
- 更新日時
- 2021/12/14 11:05
- 管理番号
- 横浜市中央2635
- 質問
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解決
明治期から戦時期までの日本のポスター芸術の歴史が分かる本を探している。
- 回答
-
明治期から戦時期までの日本のポスター芸術について解説のある資料を紹介します。
1 商業ポスター
(1)『日本の広告美術 1(ポスター) 明治・大正・昭和』
東京アートディレクターズクラブ/編 美術出版社 1967.4
p.11-16「ポスター百年の覚書」小川正隆
p.18-36「概説・日本の広告美術」山名文夫
解説は冒頭の2つの論文のみですが、明治期から1960年代までの約100年間の歴史
を概観できます。
(2)『日本広告表現技術史 広告表現の120年を担ったクリエイターたち』
中井幸一/著 玄光社 1991.8
江戸期の広告誕生から、昭和末期までの編年史です。ポスター、新聞・雑誌広告、
テレビCMなど、商業美術全体を俯瞰し、詳説しています。
(3)『明治・大正・昭和初期日本ポスター史大図鑑 The Visual
Encyclopedia of Japanese Poster Art』
田島奈都子/編著 国書刊行会 2019.8
函館市中央図書館のレトロポスター・コレクションを中心に、ポスター文化を
解説しています。第1章から第5章までは商業ポスターを紹介しています。
(4)『大正レトロ・昭和モダン広告ポスターの世界 印刷技術と広告表現の精華』
姫路市立美術館/編 国書刊行会 2007.7
「印刷物としてのポスター」と「広告物としてのポスター」の二部構成です。
複製芸術としてのポスターの特徴をとらえ、同じ図柄を用いた作品や、
翻案された作品を多数紹介しています。
(5)『世情を映す昭和のポスター ポスターに見る戦中・戦後の日本』
昭和館/監修 メディアパル 2011.3
p.43-78 「商業広告・文化催事を中心として」
昭和館で所蔵する昭和10(1935)年から昭和30(1955)年までの間に作成された
ポスター約200点を収録しています。
(6)『近代画説 22 特集〈版画・印刷〉』 明治美術学会/編集 明治美術学会 2013.12
p.58-79 「近代日本美術界におけるポスターという存在」田島奈都子
戦前期までのポスター史を概説した上で、近代日本の美術史研究において
ポスターをどう位置付けるか、考察しています。
2 プロパガンダ・ポスター
(1)『ポスターの社会史 法政大学大原社会問題研究所叢書』
梅田俊英/著 ひつじ書房 2001.10
第一次世界大戦後の社会運動により登場した戦前期のプロパガンダ・ポスターを
掲載しています。
(2)『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争 135枚が映し出す真実』
田島奈都子/編著 勉誠出版 2016.7
戦中期の国策遂行を目的としたプロパガンダ・ポスターを紹介し、解説しています。
(3)『明治・大正・昭和初期日本ポスター史大図鑑 The Visual
Encyclopedia of Japanese Poster Art』
田島奈都子/編著 国書刊行会 2019.8
p.305-362 「6.プロパガンダの時代」
1(3)と同一の資料です。
(4)『世情を映す昭和のポスター ポスターに見る戦中・戦後の日本』
昭和館/監修 メディアパル 2011.3
p.43-78 「公共事業・社会事業を中心として」
1(5)と同一の資料です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 広告.宣伝 (674 8版)
- グラフィックデザイン.図案 (727 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000308855