レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/22
- 登録日時
- 2023/10/13 00:30
- 更新日時
- 2023/10/14 08:52
- 管理番号
- 所沢椿峰-2023-006
- 質問
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解決
椿と山茶花の見分け方が分かる本を探している
- 回答
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下記資料に記載があります。
〇『ツバキ、サザンカ』 桐野秋豊/著 日本放送出版協会 2001年
〇『樹木見分けのポイント図鑑』 畔上能力/監修 講談社 2014年
〇『生えている場所でわかる植物の名前図鑑』 金田一/著 世界文化社 2016年
〇『ひと目でわかる花木と果樹の剪定と育て方』 ブティック社 2016年
〇『はじめての花の木』 宙出版書籍編集部/編 宙出版 2000年
〇『最新椿百科』 横内茂/編著 淡交社 2022年
〇『散歩で見かける樹木の見分け方図鑑』 岩谷美苗/著 家の光協会 2022年
〇『樹木の名前』 高橋勝雄/解説 山と溪谷社 2018年
〇『キャンプで見られる植物図鑑』 金田洋一郎/著 エイアンドエフ 2022年
〇『だれでも花の名前がわかる本』 講談社/編 講談社 2015年
- 回答プロセス
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1.下記の資料に記載があります。
〇『ツバキ、サザンカ』 桐野秋豊/著 日本放送出版協会 2001年
p.106~109「ツバキ、サザンカの特性と分布」に「ツバキとサザンカの見分け方」の項目あり。
「(前略)要約すれば、ツバキとサザンカを区別するポイントは、以下のとおりとなります。
①ツバキの葉は大型で光沢が強く、サザンカの葉は小型で光沢が弱い。
②開花期はおおむねサザンカは秋型で、ツバキは春型。
③雄しべの基部や雄しべと花弁の癒着の度合いがツバキは強く、サザンカは弱い。
④子房や葉の主脈や新梢には、サザンカでは毛があり、ツバキにはない。
ということになります。(後略)」と記述あり。
〇『樹木見分けのポイント図鑑』 畔上能力/監修 講談社 2014年
p.42~43「春の樹木」「ツバキ科」「ツバキ/ユキツバキ/サザンカ」に「見分けのポイント」の表あり。
ツバキ 花弁
「・花は赤の5弁で平開しない。・花弁の先はあまり割れない。」
ツバキ 花糸・子房
「雄しべの花糸 ・花糸の半分ぐらいがくっついており筒状。・子房は無毛」
サザンカ 花弁
「・花は平開する。・花弁は1枚ずつ散る。」
サザンカ 花糸・子房
「雄しべの花糸 ・花糸はまったくくっつかず離れている。・子房は有毛。」と記述あり。
〇『生えている場所でわかる植物の名前図鑑』 金田一/著 世界文化社 2016年
p.29「サザンカとツバキの見分け方」の項目あり。「サザンカはやや寒さに弱く、若い枝や葉柄に毛があり、実の表面にも毛が生えています。ツバキには毛がありません。また、花の基部がわずかにくっついている程度なので、花弁が1枚ずつばらばらになって散るのが特徴です。花ごとぽとりと落ちるツバキと区別できます。」と記述あり。
〇『ひと目でわかる花木と果樹の剪定と育て方』 ブティック社 2016年
p.26「Part1 花木・果樹の剪定」「ツバキ」に「Qツバキとサザンカの区別がつかないのだけれど・・・・・・。」の項目あり。「サザンカ(16ページ)はツバキの仲間で、とてもよく似ている。一般的にサザンカはツバキよりも葉が小さい(サザンカは葉の長さが3~7cm、ツバキは5~12cm)。わかりやすいのは花の散り方でサザンカは花びらがパラパラと散るが、ツバキは花の付け根から落ちる。(後略)」と記述あり。
〇『はじめての花の木』 宙出版書籍編集部/編 宙出版 2000年
p.88「Flower Trees 栽培図鑑」「秋 AUTUMN」に「サザンカ」の項目あり。「(前略)ツバキの多くが冬から春にかけて咲くのに対し、サザンカは秋から冬に咲きますし、花が散るとき、ツバキと異なり花弁がばらばらに散ります。また、若い葉の葉柄に短毛があり、子房の表面にも絹毛が密生します。(後略)」と記述あり。
2.後日調査の追加事項
〇『最新椿百科』 横内茂/編著 淡交社 2022年
p.17~22「第1章 植物としてのツバキ」「1 ツバキ分類とツバキ属」に「ツバキ属の形態的特徴」の項目あり。
「幹・枝」に「若枝は、ヤブツバキなどでは無毛であるが、チャやサザンカなどでは新緑のころに微毛が生え、のちに無毛となるか、多少微毛が残る。」
「花」に「花で一番目立つ花冠は、数枚の花弁からなる。ヤブツバキやキンカチャ、グランサムツバキなどでは花冠の基部が雄ずい群と合着するため単体で落下し、サザンカやユチャでは各花弁と雄ずい群がわずかに合着する程度のため、ばらばらに落下する傾向がある。(中略)花糸は一般的に無毛であるが、カイドウツバキなどでは微毛が生える。葯は無毛で、一般に黄色であるがトウツバキなどのように開花後、帯黒色に変化することがある。雄ずいが複数で雄ずい群を形成し、花糸同士の基部が数センチの高さで合着して筒状となる。サザンカなどの花糸では基部でわずかに合着する程度のためにウメのような雄ずい群となる。(後略)」と記述あり。
〇『散歩で見かける樹木の見分け方図鑑』 家の光協会 2022年
p.84「3章 聞いたことがあるような木」「サザンカ」に「毛があるサザンカ」の項目あり。「サザンカとツバキの違いは毛です。サザンカは葉柄や実に毛があり、花びらがばらばら散るのが特徴です。(後略)」と記述あり。
〇『樹木の名前』 山と溪谷社 2018年
p.232「サザンカ」の項目あり。「(前略)ツバキとの簡単な見分け方は、落花の姿である。花弁と雄しべが一緒に落ちるツバキに対し、サザンカは花弁がばらばらに散る。そのほか枝、葉、子房に毛があること、花に香りがあること、雄しべ群が筒状にならないこともサザンカの特徴だ。(後略)」と記述あり。
〇『キャンプで見られる植物図鑑』 金田洋一郎/著 エイアンドエフ 2022年
p.184「植物図鑑」「Trees 樹木」に「サザンカ」の項目あり。「観察のポイント」に「ツバキと違って、花弁や雄しべは基部がわずかにくっついているだけなので、花は平らに開き、花弁はばらばらに散ります」と記述あり。
〇『だれでも花の名前がわかる本』 講談社 2015年
p.104「パート2 花形&花のつき方で見わける」「花形で見わける 放射状にひらく花 5弁・5裂」に「サザンカ(山茶花)」の項目あり。「(前略)ツバキと違い花弁は一枚ずつ散る。」と記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 花卉園芸[草花] (627 9版)
- 造園 (629 9版)
- 参考資料
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- ツバキ、サザンカ 桐野秋豊/著 日本放送出版協会 2001.12 627.76 4-14-040181-8
- 樹木見分けのポイント図鑑 畔上能力/監修 講談社 2014.9 653.2 978-4-06-219128-9
- 生えている場所でわかる植物の名前図鑑 金田一/著 世界文化社 2016.4 470.38 978-4-418-16408-0
- ひと目でわかる花木と果樹の剪定と育て方 ブティック社 2016.5 627.7 978-4-8347-7384-2
- はじめての花の木 宙出版書籍編集部/編 宙出版 2000.2 627.7 4-87287-995-3
- 最新椿百科 横内茂/編著 淡交社 2022.3 627.76 978-4-473-04488-4
- 散歩で見かける樹木の見分け方図鑑 岩谷美苗/著 家の光協会 2022.4 629.7 978-4-259-56720-0
- 樹木の名前 高橋勝雄/解説 山と溪谷社 2018.3 653.2 978-4-635-07040-9
- キャンプで見られる植物図鑑 金田洋一郎/著 エイアンドエフ 2022.7 470.38 978-4-909355-34-8
- だれでも花の名前がわかる本 講談社/編 講談社 2015.3 470.38 978-4-06-219366-5
- キーワード
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- 椿
- 山茶花
- 花木
- 庭木
- 樹木
- 植物
- 花
- 花弁
- 見分け方
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000339688