レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年04月17日
- 登録日時
- 2015/05/14 17:18
- 更新日時
- 2015/05/29 14:41
- 管理番号
- 2015-0012
- 質問
-
解決
吉田秀雄が唱えた「鬼十則」の読み方は、「おにじゅっそく」か「おにじっそく」か。
- 回答
-
・OPACでタイトルに『鬼十則』と入れて検索 → 4冊ヒット
*ヒットした本を確かめたところ、
1.下記の本の表紙には「おにじゅっそく」との読みが記されていた。
●請求記号:103 -UED
『電通「鬼十則」広告の鬼吉田秀雄からのメッセージ 』
(植田正也 著、日新報道 2001)
2.下記の本は奥付の書名に「おにじゅっそく」との読みが記されていた。
●請求記号:544 -SHI
『ビジネスで活かす電通「鬼十則」
―仕事に誇りと自分軸を持つ 朝日新書:284 』
(柴田明彦 著、朝日新聞出版 2011)
しかし、上記以外「電通の社史」、「広告関係事典」、下記の
レファレンス事例で紹介した「当館所蔵資料」からは、読み方の
手掛かりは得られなかった。
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参考資料
●請求記号:960-DEN-120
『電通社史』(日本電報通信社 編、発行 1938)
が最初で、続いて1951、1962、1968、1976、1982、1991、2001、
に出版されている。
1968年以後出版の社史に「鬼十則」の項目がある。
●請求記号:108-DEN-0131
『電通広告事典』(電通広告事典プロジェクトチーム 編著、電通 2008)
→ p.665 よしだひでお[吉田秀雄]
の項目でも「鬼十則」についてふれられてはいるが、
フリガナはない。
・参考レファレンス:2011-0008
「株式会社電通・第4代社長の吉田秀雄について、また吉田秀雄が
作った「鬼十則」について書かれた資料を探している。」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000093397
●請求記号:R103-KAK
『電通を育てた“広告の鬼”―吉田秀雄』
(加来耕三 著、吉田秀雄記念事業財団 発行、2005年)
→ p.5.
吉田秀雄の面魂は、いつしか“広告の鬼”と呼ばれる
ようになる。
その極めつけが、昭和26年(1951)8月、「電通」の
創業51周年を機に、47歳の彼が執筆した、「鬼十則」で
あったろう。
その十則は業界を超え、多くの企業人の共鳴者をもち、
今日なお忘れられることがない。・・・・・
ところがこの作者は、自ら会心のこの十則を、役員や社員に
朝礼などで復唱させるなどの強要を決してしなかった。
率先垂範の人だった。
→ 吉田秀雄記念事業財団ホームページから全文ダウンロードが可能
・『電通を育てた“広告の鬼”―吉田秀雄』
http://www.yhmf.jp/pdf/outline/about/yhmf_40th.pdf
・研究広報誌「アド・スタディーズ」Vol.6(2003年11月号)
『特集 吉田秀雄生誕100年』
http://www.yhmf.jp/activity/adstudies/06.html
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 広告.宣伝 (674 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 鬼十則
- 吉田秀雄
- 吉田秀雄記念事業財団
- 照会先
-
- レファレンス協同データベース:
管理番号:2011-0008
「株式会社電通・第4代社長の吉田秀雄について、・・・」
(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page
=ref_view&id=1000093397)
(2015年05月14日 確認 ) - 公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団
『吉田秀雄について』
http://www.yhmf.jp/outline/about/biography.html
→ 「略歴」、「鬼十則(英訳もあり)」、「鬼の贈り物」、
「電通を育てた“広告の鬼”―吉田秀雄」、「出版物」、
「吉田秀雄と広告関連年表」の項目がある。
(2015年05月14日 確認)
- レファレンス協同データベース:
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000174525