レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年06月11日
- 登録日時
- 2011/08/30 14:32
- 更新日時
- 2011/08/30 14:33
- 管理番号
- 9000007417
- 質問
-
解決
ジャンボにんにく(エレファントガーリック)は、普通のにんにくとどのように違うのか、特に栄養や薬効について知りたい。
- 回答
-
ジャンボにんにく(エレファントガーリック)は、にんにくとは分類学上異なり、アリインの含有が通常のにんにくより少ないため、通称「無臭にんにく」と呼ばれている。詳細については照会資料をご覧下さい。
- 回答プロセス
-
1.自館システムで件名「にんにく」で検索し、次の資料を確認。
・『ニンニクの科学』(斎藤洋監修 朝倉書店 2000年)→索引から「エレファントガーリック」について書かれている部分をみると、エレファントガーリックは、にんにくとは分類学上異なり、通称「無臭にんにく」と呼ばれている。「薬用的な有用性に関する科学的な報告はほとんどなく…」とある。
・『ニンニクの絵本(そだててあそぼう)』(おおばさだのぶ編 農山漁村文化協会 2008年)→p11に「ジャンボニンニク」の写真と「ニンニクよりもリーキという仲間に近いと考えられている」。
・『ニンニクと健康』(スティーヴン・フルダー著 晶文社 1995年)→関連の記述なし。
2.食材に関する資料を調査
・『世界食材事典:カラー版(杉田浩一監修 柴田書店 1999年)→p34「ニンニク」の項に「ジャイアントガーリック、エレファントガーリックと呼ばれる品種は、スペインニンニクとも呼ばれるがにおいが少ない」などとある。
3.GeNiiで「無臭にんにく」を検索すると次の図書があったが未所蔵のため、相互貸借により提供。
・『驚異のニンニク革命:無臭ニンニクの神秘の成分と薬効』(水上行弘著 教育出版センター 1997年)→目次:第1章 ニンニクの秘密とその効用/第2章 病気にも効くニンニク活用法/第3章 感動の無臭ニンニク栽培秘話/第4章 用途広がる無臭ニンニク/第5章 無臭ニンニク愛用者のリポート/第6章 無臭ニンニクと普通ニンニクQ&A/第7章 ニンニクの応用と効果/第8章 ニンニクの食べ方と効能
※本書で取り上げられているにんにくは、普通のにんにくと比べて数倍の大きさのものだが、富山県高岡市在住の村井吉雄さんが開発した品種で、ジャンボにんにく(エレファントガーリック)と同様のものかは確認できなかった。
- 事前調査事項
-
1.『野菜園芸大百科』第19巻 タマネギ・ニンニク・ラッキョウ・アサツキ・シャロット(農文協編・発行 2004年)→「ニンニク」の項には、該当の記載はなし。
2.MAGAZINE PLUSにより「ジャンボにんにく」「エレファントガーリック」を検索し、次の雑誌記事は調査済み。→ふつうのにんにくとの違いについては記述なし。
・「現代農業」2008年9月号p158-160「ジャンボニンニクを減反田で栽培」吉田謙治著
・「毎日ライフ」2000年5月号p114-115「元気いただき!:ハーブから始める養生1」真々田淑江著
- NDC
-
- 蔬菜園芸 (626 9版)
- 被子植物 (479 9版)
- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
-
- 『ニンニクの科学』(斎藤洋監修 朝倉書店 2000年) (p59-60,p114,p266)
- キーワード
-
- ジャンボにんにく
- エレファントガーリック
- スペインガーリック
- にんにく
- 野菜
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
※「リーキ」については、次の資料を参照。
・『地域食材大百科』第2巻 野菜(農山漁村文化協会 2010年)[資料番号0105504880]p401-403
・『日本食品大事典』(杉田浩一編集 医歯薬出版 2008年)[資料番号0105315782]p188
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 料理・食品
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000090570