レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/03/17
- 登録日時
- 2009/05/09 02:11
- 更新日時
- 2009/05/12 15:30
- 管理番号
- 埼浦-2008-089
- 質問
-
未解決
秩父鉄道の記章の由来を知りたい。
- 回答
-
正確な由来はわからなかった。関係する記述がある資料を紹介した。
『さいたまの鉄道』(埼玉県立博物館 1999)
p30「上武鉄道(秩父鉄道)」の項によると、「秩父鉄道は、明治32年(1899)上武鉄道として設立され、大正5年(1916)に秩父鉄道と改称した。」とある。また、同ページには上武鉄道と秩父鉄道の記章の写真が掲載されている。由来の記述はないが、両方とも「上」の字が六つある。文字を囲むデザイン(植物)は異なる。
吉川文夫「秩父鉄道 沿線観察学」(『鉄道ピクトリアル 1998年11月号』p60-66 鉄道図書刊行会 1998.11)
p60「羽生駅ホームの上屋」によると、「切妻部に秩父鉄道の社紋が取付けられている。社紋のデザインは上武鉄道時代から変わらず『上』が六つで『上武』ということである。 ’98.8.17 堤一郎」とある。ただし、この記述の典拠資料について、文中では特に触れられていなかった。
- 回答プロセス
-
自館目録および『埼玉雑索』を〈秩父鉄道 or 上武鉄道〉で検索して調べた。
該当する記述が見あたらなかった資料は次の通り。
『秩父鉄道の100年』(新井壽郎 郷土出版社 1999)
『大正期鉄道史資料 第2集 第7巻』(日本経済評論社 1984)「秩父鉄道沿革史」が所収されている。
『秩父鉄道五十年史』(秩父鉄道 1950)
『上武鉄道ニ関スル概見』(〔埼玉県立浦和図書館(製作)〕 〔1981〕)※複製資料
『秩父鉄道新風土記』(大穂耕一郎 まつやま書房 1996)
老川慶喜「上武(秩父)鉄道会社の建設と資金調達」(『鉄道史学 第3号』p35-43 鉄道史学会 1986)
柿原謙一「秩父鉄道と地方の開発」(『埼玉史談 第18巻第4号』p20-26 埼玉県郷土文化会 1971.12)
『秩父鉄道/青梅線 週刊 鉄道の旅 第22号』(講談社 2003)
『いこま 24号 秩父鉄道』(大阪産業大学文化会鉄道研究部 1991)
- 事前調査事項
-
秩父鉄道本社の関係者に聞いたがわからなかったとのこと。
- NDC
-
- 鉄道運輸 (686 9版)
- 企業.経営 (335 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
-
- 『さいたまの鉄道』(埼玉県立博物館 1999)
- 『鉄道ピクトリアル 1998年11月号』(鉄道図書刊行会 1998.11)
- キーワード
-
- 秩父鉄道株式会社
- 徽章
- 鉄道-埼玉県
- 会社-社史
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000054571